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異世界って一体なんでしょうか そもそも次元って何?

慣れていないのでこのパートも書き足しています 10話先がアップされるころには完成しているかも

というわけでハッと気づくと暗闇だった

最初に聞こえてきたのは英孝の聞きなれた声


「何これ、停電か」

「えー、英孝さんいるんですか。私怖いです」

三須もいるようだ


その他全てがここにきているのか

いないのかそれはわからない。


「二人だけ他の佐藤君や中村君、田中さんは?」

私がいうと誰も返事がなかった


「なんだ水瀬はいるんだ、それに蒔絵ちゃんも」

英孝がそういった


よくよく観察してみると遠くに明かりがあるのが

わかった。


「とりあえずあそこにいこうよ」


と思って改めて自分を省みてみると

何やら手に握っていた


また重たく何かいろいろなものを持っているようだった

ただ暗いためそれが何なのかはわからない


けれど手に握っているのはかなり長い棒みたいな

そんなものであることはわかった


「おい水瀬もしかしてお前も何か持っているのか」

「そうみたいだ」

「これは剣みたいだぞ。さっき光で少し輝いた」


とりあえず明かりの方にいってみようとお互いに

いいあった。


きりーきりー

前で壁をこする剣の音がする


英孝が一番手なので行く先があぶなくないか

壁を探っているのだろう


暗いこの部屋の中とは思えない通路のような場所

そもそも劇場にいたはずなのに私たちは


拉致られたのだろうか


それにしては何かされた記憶がまるでない

突如ここにそれこそ転移したようにしか

思えないそんな形だったのだ


もしかしたら意識だけ切り離されて

ここにいるように思わされているのか

もうどういう構造なのかは検討もつかないが

はっきりいってただわかることは


これはあれだということだ


そう異世界転生


まさにそれにつきる




・・・



そもそも異世界というのは何なのだろうか


多元宇宙論に至ってはもう空想どころか夢想のような

ものとしてしかわからない


人はややこしくことを考えると本質から外れて

とんでも解釈をよくだしたりする


未知のものにへんてこな事実を作ってしまう


たとえば今だに日本では忍者や芸者などが

はびこっていると考えている外国人も多いだろう


しかし実際住んでいる私たちは

そんなものはみたこともないし

そもそも芸者は別にして忍者なんか

あれはドラマの話で現実にどうなっていたか

わからないしね


それに忍者は暗殺者、正義の味方みたいに

捉えられているのも変な話だよ


それと同じく多元宇宙論にしても異世界にしても

未知のものは解釈がいろいろになってしまい


未知の度合いが高いほどとんでも解釈があったりする


よくよく考えれば物質というものはエネルギーの

集合体というのは相対論が結論づけた内容だけど


エネルギーという形ないものであれば

それが構成される形が変わることでいろいろな

世界ができるというのはなくはない


しかし人ゲノムを解き明かそうとしているが

よくわからない現状


そんな行き当たりばったりな地図で

どうやって人体を再構築すればいいのだ


その技術はどこからきているのか


それがない限り違う世界はあっても

ここと同じ形になっていることは無理だろうに


まあ意識の世界でだけダイブするゲームの方が

まだ信じやすい


それに夢落ちの方が正直もっともなお話だ


真実というものは知らない間に

尾ひれが結構ついていつのまにか

わけがわからないものになっていたりするものだからね


多元宇宙論というのはあるにはあるけど

現実には可能性の話であって


人の意識がなんだか規定することが

難しい現状、その意識が感得する

宇宙の形がどうのいっても


それは仮説つまり可能性がいくらでも

つくれてしまわないとも限らない



・・・



そんな話はおいておいて

そもそもここがどこなのかとりあえず

現状を確認しないといけない


なんかの漫画でプロは訳の分からない状態に

なったときは動かないで何か最低限のこと

もしくは原点に戻ることをするというから


ここではとりもなおさず視界を確保しないといけない


だから前と後ろを気を付けながら慎重に

進んでいった


暗闇の中を進むのは何も先が見えない人生を

歩んでいると思う、迷いの中にいるそんな時に

似ている


この状況をどう理解したらいいのか


次第に明かりに私たちは近づいていって

緊張は高まる


私たちの歩く音と剣で壁を削る嫌な音以外は

今のところ何もしないようだ


異世界転生物決定ではないが、手の込んだ拉致の

いたずらにしても、どちらであってもこの状況は

普通ではないのは確かなのだ


ただあまりの突飛さに現実感がなく、何かすがりたい

そんな思いで明かりのある方に向かっているのだが


しかし本当にそれで正解だったのだろうか…


何せ明かりに近づくということは

私たちが心にいるということも明かすことになるのだろうから


その不安が明かりが近づくにつれて高まってきた


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