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連載型詩集   作者: ウタ
8/9

『屋上の嘆き』『久方の』

久しぶりの投稿です。

今回は2作品あります。

『屋上の嘆き』


あゝ


昨日も一人また一人


今日も一人また一人


明日も一人また一人


一人が繋ぐと引っ張られ


終わらぬ連鎖は千切れない


鎖は引き止めるものなのに


時に繋がりはアダとなる


透明なそれに切れ目はない


硬さは重さの分だけ強く


本人さえも解くのは難い


僕が楔を打ち込めたなら


鎖がたとえ切れずとも


ここから真っ赤な花を


見ることはないだろうに



『久方の』


茫漠たる青い空

傲岸不遜に流れる白い雲

とりとめなど一切なくて

何も気にもとめず

ただ僕らの頭上を支配する


久方の見上げる先は

自由に広がり

人の敷く固い床のような

息苦しさもなくて

何ものにもとらわれず

ただ僕らの頭上に居座っている

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