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朝
太陽は昇り
分け隔てなく光を照らす
鳥は喜びを報せ
蝶々は舞い上がり美しさで対価を支払う
向日葵は自信ありげに笑顔を咲かせ
太陽は笑顔を増して挨拶を返す
湖は自分を霧で覆う恥ずかしがり屋
だけど幻想的なその姿は
見るものすべてにいっときの安らぎを思い出させてくれる
彼らは素直に朝日を迎え
太陽は応えるように彼らをもっと照らそうと上へ上へと向かう
気だるさに支配され
時間に追われる者たちは
タイムセールを逃した損な人
得は自ら来てやくれない
彼らの生き方に敬意を払い
朝ぐらいはもっと素直に生きればいいのに