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連載型詩集   作者: ウタ
4/9

わたしはここにいます

わたしはここにいます


ここがどこかはわかりません


誰にも見向きすらされないけれど


ここにいるわたしの手のひらは温かい


ここにいるわたしの足は大地についている


ここにいるわたしの耳は風の音を聞いている


ここにいるわたしの心臓は鼓動を鳴らしている


それは自分だけの錯覚かもしれないけれど


でもたしかにわたしはここにいるわたしを感じているのです


だからここを、ここにいるわたしをわたしは認めています


ここにただ、ただ静かに居るわたしを



わたしはここにいます


ここがわたしの居場所かわかりません


誰にも気づかれないけれど


ここにいるわたしの後ろには影がのびています


ここにいるわたしを虫がよけていきます


ここにいるわたしの声はしっかり響きます


ここにいるわたしに風が当たっていきます


それは勘違いかもしれないけれど


でもたしかな証拠がわたしを感じさせてくれるのです


ここを、ここにいるわたしをわたしは知っています


ここにただ、ただ静かに在るわたしを



わたしにとってここが世界の真ん中です


わたしにとって世界はわたしを軸として動いています


わたしにとってこここそが私の存在の証明となるのです


ここがわたしという人間の証しなのです






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