ターゲット確認! 撃ち落とすぞ~キミのハートにバキューン!!!
『ターゲットを確認! 見つけたぞ~! 直ちに撃ち落とせ~!!』
『イェッサー!!!』
『キミのハートに、、、バキューン! バキューン!』
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【彼女のハートを本気で僕は撃ち落としたい!】
僕は放課後、、、屋上から、テニス部の僕の大好きな女の子を見ていた。
彼女は、小麦色に焼け健康的な笑顔で笑う可愛い女の子だ。
▽
彼女の名前は 『道新 麗華』 17歳、テニス部のキャプテンをしている。
僕は彼女と同じクラスの 『木田 サイガ』17歳、ごく普通の帰宅部。
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なんせ、彼女(道新 麗華)はモテる。
見た目もスラッとしていて、長くて艶のある黒髪が風で靡いて、彼女の華奢な
横顔と首元のシルエットは僕が見とれるほど...。
彼女の性格は、普段は大人しい感じの女の子だ!
たまに部活が休みの日は、、、図書室で一人で本を読んでいるのを、僕は見か
ける時がある。
テニスをしてる時は、活発的な女の子で普段は図書室で本を読むような女の子。
▽
僕は、高校一年生の時からずっと彼女の事を見てきているけど...?
【僕が知る限り、彼女は彼氏を1度も作っていない!?】
『部活では、恋愛禁止なのかな?』
でも、よく彼女に【告白】している男子高校生を見る。
まぁ、隠れて見てるだけなんだけどね、、、?
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他の男が、彼女に【告白】している姿を見て思うのは、、、?
彼女を好きな男子高校生が告白すると......?
彼女がコソコソと何か言って、男子高校生がその場を離れていく感じで、、、。
遠くから見てるだけだから......?
彼女が、何を言ってるかまでは分からない!
ただ、【ダメだったんだろう】って言うのはわかる!
▽
何時もの日常、、、今日も誰かが彼女に【告白】しようとしていた。
また、僕は遠くから見ているだけ...。
『うん? なんだ!? なんだ!? 彼女が男子高校生を置いて何処かに行こうと
しているが、、、!?』
...僕は焦って、彼女を探していたら、、、?
【えぇ!? かかか.彼女が、、、!? ここにいる!?】
『えぇ!? 道新さん、、、? 何してるの??』
『木田君! ちょっと私に着いて来て~!』
...そう言うと? 彼女は僕の腕を掴んで、何処かに連れて行こうとする。
『なになに何? えぇ!? どういう事? どうしたの?? 道新さん?』
『黙って、着いてきて!』
『...ううん』
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僕の頭の中は、、、【真っ白】になっていた!?
こんな展開になるなんて! 思ってもみなかったからだ!!!
僕が、あたふたしていると、、、?
ある場所に着いた。
【えぇ!? ここ? 先、、、道新さんと男子高校生が、、、!?
いた場所だ! それにまだ、先の男子高校生いるじゃん!?】
彼女がそこで言った言葉は、まさかの言葉だった!?
『ごめんね、今、この人と私、付き合ってるから!』
『えぇ!? そうなの??』
『えーと? まぁ、何て言っていいのか、、、?』
『だから! ごめんね、あなたとは付き合えない!!!』
『えぇ!?』
『わかった。お前! 彼女の事、泣かすなよ!』
『あぁ、そ.そうだな? いや、うん。』
▽
僕は、何がなんだか? サッパリわからなかったが、、、?
彼女が僕にこんな事を言った!
『以前、、、屋上で私のハート木田君が撃ち落としたでしょ?』
『えぇ!? あぁ~でも、あれは、、、?』
『ちゃんと! 私のハートを狙って撃ったの?』
『はぁ、どういう事なの、、、? 見てたって事かな、、、?』
『そう! 全部、木田君が私を見てるのを知ってたよ。』
『マジー!? バレてたの? めちゃめちゃカッコ悪いよね!』
...まさか!? 彼女に全部バレてたなんて! カッコ悪すぎて、、、。
僕は、顔が真っ赤になった。
『だからさ~本当に付き合って! 私と!!!』
『えぇ!? 僕と道新さんが付き合う!? 釣り合わないじゃないのかな?』
『釣り合わないって何?? 付き合ってみないと分かんないじゃない!!!』
『ははい』
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ずっと、遠くから見ている事しか出来ない僕が、、、。
ずっとずっと、大好きだった人と付き合う事になった!
しかも、、、!?
【予想外の展開で!】
まんざら、世の中も悪くないな?
こんな事が起きるなら、、、そんな事を思ったが、、、!?
やっぱり、これは! 【奇跡】かもしれない!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。