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ターゲット確認! 撃ち落とすぞ~キミのハートにバキューン!!!

作者: 七瀬


『ターゲットを確認! 見つけたぞ~! 直ちに撃ち落とせ~!!』

『イェッサー!!!』

『キミのハートに、、、バキューン! バキューン!』



【彼女のハートを本気で僕は撃ち落としたい!】


僕は放課後、、、屋上から、テニス部の僕の大好きな女の子を見ていた。


彼女は、小麦色に焼け健康的な笑顔で笑う可愛い女の子だ。



彼女の名前は 『道新 麗華』 17歳、テニス部のキャプテンをしている。

僕は彼女と同じクラスの 『木田 サイガ』17歳、ごく普通の帰宅部。



なんせ、彼女(道新 麗華)はモテる。

見た目もスラッとしていて、長くて艶のある黒髪が風で靡いて、彼女の華奢な

横顔と首元のシルエットは僕が見とれるほど...。


彼女の性格は、普段は大人しい感じの女の子だ!

たまに部活が休みの日は、、、図書室で一人で本を読んでいるのを、僕は見か

ける時がある。


テニスをしてる時は、活発的な女の子で普段は図書室で本を読むような女の子。



僕は、高校一年生の時からずっと彼女の事を見てきているけど...?

【僕が知る限り、彼女は彼氏を1度も作っていない!?】


『部活では、恋愛禁止なのかな?』



でも、よく彼女に【告白】している男子高校生を見る。

まぁ、隠れて見てるだけなんだけどね、、、?



他の男が、彼女に【告白】している姿を見て思うのは、、、?

彼女を好きな男子高校生が告白すると......?


彼女がコソコソと何か言って、男子高校生がその場を離れていく感じで、、、。

遠くから見てるだけだから......?

彼女が、何を言ってるかまでは分からない!


ただ、【ダメだったんだろう】って言うのはわかる!



何時もの日常、、、今日も誰かが彼女に【告白】しようとしていた。

また、僕は遠くから見ているだけ...。





『うん? なんだ!? なんだ!? 彼女が男子高校生を置いて何処かに行こうと

しているが、、、!?』


...僕は焦って、彼女を探していたら、、、?


【えぇ!? かかか.彼女が、、、!? ここにいる!?】


『えぇ!? 道新さん、、、? 何してるの??』

『木田君! ちょっと私に着いて来て~!』


...そう言うと? 彼女は僕の腕を掴んで、何処かに連れて行こうとする。


『なになに何? えぇ!? どういう事? どうしたの?? 道新さん?』  

『黙って、着いてきて!』

『...ううん』



僕の頭の中は、、、【真っ白】になっていた!?

こんな展開になるなんて! 思ってもみなかったからだ!!!


僕が、あたふたしていると、、、?

ある場所に着いた。


【えぇ!? ここ? 先、、、道新さんと男子高校生が、、、!? 

いた場所だ! それにまだ、先の男子高校生いるじゃん!?】


彼女がそこで言った言葉は、まさかの言葉だった!?


『ごめんね、今、この人と私、付き合ってるから!』

『えぇ!? そうなの??』

『えーと? まぁ、何て言っていいのか、、、?』

『だから! ごめんね、あなたとは付き合えない!!!』

『えぇ!?』

『わかった。お前! 彼女の事、泣かすなよ!』

『あぁ、そ.そうだな? いや、うん。』



僕は、何がなんだか? サッパリわからなかったが、、、?

彼女が僕にこんな事を言った!


『以前、、、屋上で私のハート木田君が撃ち落としたでしょ?』

『えぇ!? あぁ~でも、あれは、、、?』

『ちゃんと! 私のハートを狙って撃ったの?』

『はぁ、どういう事なの、、、? 見てたって事かな、、、?』

『そう! 全部、木田君が私を見てるのを知ってたよ。』

『マジー!? バレてたの? めちゃめちゃカッコ悪いよね!』


...まさか!? 彼女に全部バレてたなんて! カッコ悪すぎて、、、。

僕は、顔が真っ赤になった。


『だからさ~本当に付き合って! 私と!!!』

『えぇ!? 僕と道新さんが付き合う!? 釣り合わないじゃないのかな?』

『釣り合わないって何?? 付き合ってみないと分かんないじゃない!!!』

『ははい』



ずっと、遠くから見ている事しか出来ない僕が、、、。

ずっとずっと、大好きだった人と付き合う事になった!


しかも、、、!?


【予想外の展開で!】


まんざら、世の中も悪くないな?

こんな事が起きるなら、、、そんな事を思ったが、、、!?


やっぱり、これは! 【奇跡】かもしれない!!!





最後までお読みいただきありがとうございます。

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