エピローグ
エピローグ
あれから5年の歳月が流れた。
アカトは立派な青年になり、ビリーとナミは美しい大人の女性になっていた。
「よし。この辺でいいか」
アカトは明るく陽に輝くビーワン湖の湖面を見ながら、闘気をみなぎらせた。
最初に現れたのはスケさんとカクさん、それとミルナだった。ミルナは俺を見ると、走って来て、パパおかえりと言って抱きついて泣いた。
「遅いぞ。いつまで待たせるのよ」
カクさんがそう言って涙ぐんだ。スケさんも涙ぐんでいる。
上空にものすごい音がすると思ったら、ジェットキが下りてきた。ジェットキは「よっ」と、ひと言言っただけだった。
続いて2つの光から、二人が姿を現す。コウル・マイン・キングとウッド・ユナイト・ガバンだった。
コウルが「アカト、心配したぞ」と、そう心配していそうに無い、明るい声をかけてきた。
また、空間が光、キャス・ゾウズリビング・エンペーラが現れ、
「公務が忙しいの。遅れてごめんなさい」と、笑った。
アカトがみんなを見回し、うんとひと言頷き、言葉を発しようとした時、ジェットキが、
「アカト、まさか同窓会でもやろってんじゃ無いだろうな」と、ニヤリとする。
「それよりもっと面白いことしよう」と、一言いって、見渡しそれから言葉を続けた。
「神をぶっ飛ばしに行く」
完




