生産者と消費者の関係
めっちゃPV増えてるありがとうございますうううううううう!
やっぱりエロって最強なんやなって思った。
後は作者の実力次第だNE☆
こんなん見る価値ないわ時間の無駄だったわ~とか言われないように自分なりにベストを尽くして最高の娯楽を提供していく予定です。
「どうですか? 習得できましたか?」
シヅキはエステルのお姉さんであるテトラに魔法を習っていた。
どういう経緯でこうなったかというのは数分前の事。
いきなりテトラさんが店に尋ねてきたのであった。
その後いつも妹がお世話になっているお礼にと魔法の基礎を教えてもらっていたのだった。
魔法の基礎とは魔力の操り方の事であるため日の玉もまだ使えない。
しかしこれを覚えたおかげで生産品に魔力を込めることが出来るようになる。
つまり作れるものの幅が増えるのである。
「テトラさんありがとうございました! これでもっといいものが作れます!」
今までとは違ったものが作れそうで彼の心はウキウキだった。
「お姉ちゃん、どうやってここにたどり着いたの?」
エステルは姉がここにいるのが解せないといったふうであった。
「エステル、あなた随分前からここに出入りしてるでしょ? 最近噂になってるわよ。ロンベルグ家の次女に愛人がいるって」
それを聞いたエステルはたちまち赤くなった。
「違う! ただこいつは私の剣を整備できる人であって、それ以上に理由なんてないんだから!」
掴み掛ろうとするエステルの肩ををシヅキは掴んだ。
「落ち着け。テトラさんはお前を心配して来てくれたんだぞ」
「え? 違いますよ?」
「違うんですか!?」
テトラは朗らかに笑った。
「どこの馬の骨かもしれないやつにこの子が負けるわけないじゃないですか」
それもそうかと軽く納得した。
今じゃじゃ馬に手を出そうものなら一瞬にして粉砕されるだろう。
「あなたはどうやら悪い人でもなさそうですし、それに私好みの……」
ドキッ、これって、恋?
「私好みの商品を作れるようですしね」
ホッと胸をなでおろすじゃじゃ馬。
しかし、シヅキはその言葉にビビッと来た。
生産者には消費者が必要である。
彼女は自分の商品を求めているのだ。
つまり、消費者ということになる。
その事がシヅキの心を高鳴らせた。
今まで修理に駆り出されることあれど自作の商品を求められたことはない。
「いったいどのような商品をご所望ですか!?」
シヅキはテンションをあげて身を乗り出した。
目をキラキラと輝かせ、期待いっぱいの声を上げる。
「そこのイス、なかなかいいですね。いくらですか?」
「すみません。こちら事情があって売れませんがご希望であれば同じものをお作り致しますがいかがですか!」
エステルはその豹変ぶりにドン引きしていた。
「ではお願いしますね」
テトラは笑顔でそう答えた。
初めての商談成功。
シヅキの脳内に脳汁がドバドバと吹き出す。
彼は……、イッた。
「お、おお、ありがとうございましたあああああああ!」
異世界に来て唐突にやって来た初めての成功にとてつもない興奮を覚える。
これが生産者の誉れ、そして出会えた消費者。
彼が正気に戻ったのはそれからかなり時間が経ってからだった。
正気を取りも出した。
さっきまで快楽の海を泳いでいるかのような気分であった。
「いやあ、ここなら好きなだけお金を使えそうだわ」
対するテトラは店の中を散策しながら愉悦を感じていた。
というのも彼女、シヅキとは反対で凄まじい浪費癖を抱えていた。
ここに需要と供給の図が成り立った。
「ねえ」
その二人を交互に見て何とも言えない表情をしていたエステルが口を開く。
「私邪魔?」
くいっと服の袖を引かれ、そっちの方を向くと今にも捨てられそうな子犬の目をした子がいた。
「そんなわけないだろ。さっきまでの元気はどうした」
最近になってシヅキにはわかったことがある。
エステルは超ド級のかまってちゃんにして寂しがり屋である。
そして見た目からは想像もつかないくらい自分に自信がない。
だから自分がいつ捨てられてもおかしくないと思い込んでしまっている。
流石につい昨日ちょっとやり過ぎたので今回はセクハラ紛いのことは自重するつもりだが、軽く頭をわしゃわしゃするくらいなら許されるだろうと思って頭を撫でまわす。
大人びてるようで実はすごく幼いエステルは『やめろし』と小さな声で言ったが抵抗らしい抵抗もしてこなかった。
「お姉ちゃん妬きました」
二人のやり取りを見ていたテトラは唐突にそんなことを言った。
「え、どうしたんですか」
流石に唐突過ぎてシヅキは困惑を隠せなかった。
「エステルをここまで手懐けるとは、嫉妬です」
テトラはエステルをギュッと抱きかかえた。
エステルは豊満な山二つに潰されて苦しそうにしている。
「こうなれば、エステルを我が物とするためにあなたを私のものにするしかないようですね」
「何!? だが残念でした。俺は誰にも屈しない!」
かっこよくシヅキは言い放った。
その姿は男の鏡であった。
「私のものになればどんなものでも作り放題ですよ?」
「御主人♪ 御主人大好きだワン!」
その姿は卑しくキモイただの奴隷であった。
「即落ち過ぎ! お姉ちゃん、こんな変態囲ってもいい事なんてないよ!」
エステルは包囲から抜け出した。
「おいコラ変態! 欲望に簡単に屈してんじゃない!」
「好きなものを好きなだけ作れるのなら俺は卑しい豚になろう」
「何すました顔で奴隷宣言したんだこの変態は!」
テトラはニコニコと笑顔のまま口を開いた。
「さあついてくるのよ。ロベルトの奴は今日は不在のようだし遊ぶわ。お金使いまくるわよ!」
「どこまでもついていくワン!」
喫茶店まで三人で来た。
そこにはロベルトがいた。
「お前ら、お店は?」
「今日は閉店だ。それよりも御主人、どうぞ席におかけくださいワン」
「キモッ! どうしたんだシヅキ!?」
「俺がキモイのは今に始まったことか? ロベルト」
ロベルトは納得した。
そう言えばこいつたまにすっごくキモかったなと。
「納得されるのも釈然としないな……」
エステルは無言で、しかし体から不満を吹き出しながら席に着いた。
ロベルトはそんなエステルに耳打ちした。
(なにがあったの?)
(私がお姉ちゃんを殺すかもしれません。場合によっては)
(え。何それ怖い)
ロベルトはこれまでの過程を聞いた。
そして納得。
テトラとは知り合いだからわかるが、恐らく彼女は楽しんでいる。
しかし面白そうなので黙っておくことにした。
「いらっしゃいませ~。あ、シヅちゃん! 来てくれたんだね」
店員さん、喫茶店に働く巨乳で若いお姉さんことアイリであった。
この喫茶店のエロい制服を着たアイリは男たちに羨望の視線を向けられていた。
ナイスおっぱい。
「デートなの? それともただのお茶?」
「デ「お茶です」
シヅキの言葉にエステルはかぶせるように声を出した。
「そうなの。ではお水をどうぞ~」
とお盆に乗せた水をテーブルに乗せようと一歩踏み出した時、ロベルトの足を踏んでこけてしまった。
しかもアイリはシヅキ倒れ込むというラッキースケベを発動し、シヅキはおっぱいによって圧殺されそうになった。
(ナイスおっぱい!)
ロベルトは潰されながらも親指を天高く掲げる男の姿を呆れながらも尊敬した。
(ふっ、これから地獄の大行列があるってのに対した奴だ)
テトラは無言で笑顔。
エステルは水をもろにかぶってびちょびちょになっていた。
「なんで昨日の今日とびちょびちょにならなきゃいけないのよ……」
取り敢えず服が透けていたのでテーブルクロスで前を隠した。
主人公がキモイのは作者がキモイからだよ。
なにがキモイって妄想がドン引きクラスだね。
でもそれくらいじゃないと小説書こうとなんて思わないよね。
だから読むの専門の人もレッツトライ!
ストレス解消になるよ!
でも書き始めても作者のこと忘れないでね!