生産者の交戦
日曜日は休養をもらいます。日間とか目指していない、というか全て遠き理想郷なので無理です。なので無理に毎日更新はしません。
シヅキはアサルトライフルを作り出す。ハイドラはそれが何なのかが分からないとため距離を取って様子見を始めた。しかし、距離があるというのは銃撃戦にとっては好都合である。無論、接近戦を想定してサブマシンガンやアサルトライフルは作られているので距離があればいいという話ではないが、それでも相手の動きに反応できる時間を稼げるという意味では相手から距離を取ってくれるのは好都合であった。
「!? 飛び道具か!」
シヅキが引き金を引くと火花が散り銃弾が発射された。それを相手は謎の透明な壁を展開して防御に回った。しかし、それはすでに想定していたシヅキは野砲を生産すると弾を装填した。
そして、発射された。
轟音と共にハイドラの壁は破壊され、当たりはしなかったがハイドラは大きくのけぞった。
「チッ! 外したか」
シヅキはすぐに別の武器を展開した。それはいわゆる対物ライフルと言われるもので元は対戦車用に使われたものである。当然、対戦車用であることから貫通力は高い水準にまとまっている。
対物ライフルの出現にハイドラは本能的にそれが危険であることを悟った。彼は腰に下げている風の神器に力を込めた。すると暴風が吹き始め、彼はそれに乗ってシヅキとの距離を一気に詰めた。
シヅキはそれに驚き慌てて引き金を引いたが外してしまった。そのため、対物ライフルを放棄して拳銃を構えた。
「遅い!」
ハイドラはどこからともなく武器を取り出すとシヅキの武器をばっくりと二つに割って見せた。そして、ハイドラに旧市街地に呼び出されたときのように刺殺されそうになった。
「シヅ!」
しかし、その攻撃は間一髪で防がれた。それは今まで介入するタイミングを見ていたエステルによってであった。
少しの隙が出来たことで反撃の準備が出来たシヅキは拳銃を構え、発砲する。ハイドラはそれを透明な壁で防いだが、シヅキは今までの経験からその壁を使うと相手の動きが鈍くなることを知っていた。そのため、さらなる足止めのために手榴弾を三個ほど作成して投げつけた。
そして、エステルをかばうように抱きしめて自分の背を盾にした。
「シヅ!?」
エステルは困惑の声を上げたが、手榴弾の炸裂する音に驚いて口を噤んでしまう。
びくびくしているエステルとは対照的に悦郎は慣れもあるためか冷静に次の行動に移行した。お気に入りの高射砲であるドイツ製アハトアハトを瞬時に製作、そしてハイドラ向けて発射した。
「ヤバい!」
ハイドラは先ほどまでの冷静さを捨てて全力でそれを回避した。しかし、爆風と爆音で相当なダメージを先ほどから受けていた。
彼は考えた。壁で守っても衝撃で耳や目のあたりにダメージが残る。したがって無意味ではないが壁の防御は考え直す必要があると。さもなければ衝撃波によって頭が吹き飛びかねないのだ。
「……全く、私は神でも仏でもないんだぞ」
この時久しぶりに彼は自分がただの人間と変わりないという事を思い出した。自分の強さの裏付けはあくまでも強力な神器あってのものであるということを。
作者は書きダメをしないのですがそれってどうなんでしょうか?




