第7話 モンスター
こんにちはナーミンです。
更新遅れてすいません(汗)
今回、大幅な修正をしました。
①『斉藤 加奈子』の名前を『斉藤 楓』に変更しました。
②ステータスの所持属性の欄を削除しました。
③ステータスの戦闘スキルP&Aを戦闘スキルに統一しました。
④ステータスの魔法スキルP&Aを魔法スキルに統一しました。
②~④の理由は一応現代兵器がこの小説を主題?なので、その他は少し簡略化したかったので修正しました。
①の名前を変えた理由は最初の名前がいまいちピンと来なかったので。
ダンジョンの設置を終えた俺達は早速召喚したモンスターに会いに行くことにした。
まず見に行ったのは、ボス部屋に併設されているゴーレム待機所である。
その部屋に入って目に入ってきたのは、石で出来た4m位の巨大な人型の石造だった。
「これはすごい……」
「そうですね、これは中々……主様、何かご命令を下されては如何ですか?ゴーレムは機械生命体とも言える生き物ですから、命令が無いと活動しません」
「そうなのか。ならば、ゴーレムよ跪け」
そう俺が命令すると、ゴーレムの目が赤く光った。そして、その巨体が少しきしんだかと思うと、おもむろに俺に対して跪いた。
「本当に命令通りうごくんだな。」
「主様お見事です。」
「ただ命令しただけだよ。ところで、こいつはどの位の命令まで理解することができるんだ?」
苦笑しながら、酒天に聞く。
「余りにも高度な命令出ない限り、ゴーレムは主様のご命令に従います」
「ん~若干曖昧だな……後で実験してみるか」
そういえば、まだこのゴーレムのステータスを見てないな。きちんと確認しなければ……。
早速コアに命じてゴーレムのステータスを表示させる。
名前 :
年齢 :0
種族 :ストーンゴーレム
職業 :
レベル :1
称号 :
HP :2000
MP :0
STR :500
VIT :500
AGI :30
INT :0
DEX :20
戦闘スキル :身体修復3
魔法スキル :
生産スキル :
生活スキル :
「……何と言うかとても簡素なステータスだな」
「そうですね。やはり、ゴーレムにはボス部屋で私の盾代わりに戦ってもらいましょう。」
「ああ、それでいい。なら、ゴーレムについては酒天に任せるよ。訓練でもして、コンビネーションを磨いてくれ」
「かしこまりました」
ゴーレムがひと段落着いた俺たちは、続いてゴブリンの部屋に向かう。
ゴブリン待機室に入ると3匹の緑色をした子鬼が立っていた。
「……なんか、想像していたのとは違う」
「どんな、物を想像していたのですか?」
「いや、何か顔はもっと醜悪で、悪喰で何でも食べて、女を見たら即効犯しに行く。みたいな……」
そうなのだ、このゴブリン顔は若干人間味があり、目にもある程度の知性を窺わせている。
「何か別のモンスターと混同されているようですね。ゴブリンは鬼ですから少しは人間に近いですよ。それに、生き物が他種族と繁殖するというのは本能の面から見てもおかしいです。」
そう言われると確かにそうかもしれない……。どんな動物だって他の生き物を襲って食べることはあれど、中々ヤろうとはしないな。
「ただ、悪喰で雑食なのは事実です。」
酒天曰く、ゴブリンは食糧があれば増え続け、最終的には支配種なる物が生まれるのだそうな。
そうすると、ゴブリンはさらに増え続け、人里に降り人間だろうが家畜だろうが 何でも食べ尽くして移動してくるのだそうだ
何かイナゴ見たいだな!!ゴブリンやべぇ!!
やはり今の話を聞く限り繁殖力はとても強いようだな。
そろそろ、ゴブリンのステータスを確認するか。
名前 :
年齢 :0
種族 :ゴブリン
職業 :
レベル :1
称号 :
HP :200
MP :100
STR :70
VIT :50
AGI :80
INT :20
DEX :50
戦闘スキル :
魔法スキル :
生産スキル :
生活スキル :
俺や酒天を見てからだと凄い弱く見えるな。
「因みに、ゴブリンの強さってどの位何だ?」
「ゴブリンは唯の村人よりは、ステータスは上です。ただ、一対一で戦った場合大抵負けます」
え!?負けるの!?ステータス高いんでしょ!?
「ゴブリンはある程度知能が有ると言っても。所詮は人間や亜人には及びません。それは、負けます。しょうがないです。唯、支配種が生まれるとゴブリン全体に規律が生まれるので厄介なことになるのです」
成程、ゴブリンを強くするのは『支配種』か……これを生み出せるかどうかに掛ってくるな。
「お前たちは俺の言葉を理解できるか?」
「ギギッ!ギ、ギ、ギ」
何を言っているかは分からないが、頭を縦に振っているので多分理解しているのだろう。
「よし、まず雄の奴は一歩前に出ろ」
そう言うと、2匹のゴブリンが前に出てきた。
よし、目論見通り雌が1匹生まれたな。
「お前たちは、全力で訓練をしろ。少しでも、力を付けろ。今はポイントが無いがいずれ、武器を渡す。それまで、は格闘訓練をしてろ。また、一日の訓練が終ったら、生殖行為をして個体を増やせ。以上だ。」
すると先程と同じ様に「「ギギッ!ギ、ギ、ギ」」と鳴いて早速訓練を始めた。
そして、続いて雌ゴブリンにも命令を下す。
「そして、お前は雄が何時でも求めて来ても良いように準備をしておけ。唯、孕んだことが分かったら。安静にして万全に出産できるようにしろ。ああ、そうだ餌はキャタピラーが自動で生まれるようになっているから、それを食べるように。それを残り二人とこれから生まれるゴブリンに伝えてくれ。」
全てを言い終わると「ギギッ!ギ、ギ、ギ」と先程よりも少し高い声の返事が返ってきた。
「酒天、次へ行こう」
「畏まりました」
続いて向かったのはスケルトンの待機部屋だ。
部屋に入るとそこには人体模型が立っていた。
なんか完全に骨だな。いや、スケルトンなんだから骨に決まっているが、ここまで真っ白い骨らしい骨だとは思わなかった……。
「よう骨!!」
「「カッカッカッカ」」
何か言ったみたいだ。しかし、顎の骨同士が当たっただけで何を言ったのかわからない。
「主様どうかされたのですか?」
「っは!?何か思ったより骨で混乱してたみたいだ」
「成るほど、確かに普通のスケルトンより白い骨ですね。この2体のスケルトンは良い個体のようです」
スケルトンの良い悪いって骨の色で見るの!?まずそこにビックリだわ。
「そうですね、この2体はこれから生まれてくる。スケルトンのリーダーにしたら如何でしょう?」
たしかに、スケルトンは疲れないからずっと訓練に付き合ってられないもんな。
「よし、ならお前たちは自分が生まれた魔法陣から生まれてくるスケルトン達をまとめて訓練しろ。武器等はあとで配給する」
そう言うと2体は訓練を始めた。
しかし、骨が滑らかに動いてるのを見ると何か気持ち悪いな……。まあ、いつか慣れるだろう。
そう言えば、まだスケルトンのステータスを確認してなかった。余りにも骨が衝撃的で忘れていた。
名前 :
年齢 :0
種族 :スケルトン
職業 :
レベル :1
称号 :
HP :300
MP :100
STR :80
VIT :80
AGI :70
INT :20
DEX :20
戦闘スキル :斬撃耐性3・衝撃耐性3・疲労無効
魔法スキル :
生産スキル :
生活スキル :
「骨だから斬撃と衝撃には耐性がるわけだ。そういえば、ゴブリンにはスキルが無かったな。何でなんだ?」
その疑問には酒天が答えてくれた
「スケルトンが持っているのは。種族スキルですね。ゴーレムにあった身体修復も同じ種族スキルです。」
成程、種族スキルだったか。
「そう言えば、酒天のスキルはどれが種族スキルなんだ。」
「私の鬼人の種族スキルは身体強化と凶戦士化ですね」
「ん?じゃあ、他のスキルは何だ?」
「他は職業スキルです。」
「職業?そういえば、ゴブリンやスケルトン等には職業が付いてなかったな」
「職業はある程度の知能を持つ生き物でなければもつことは出来ません」
だからゴブリンは持ってなかったのか。
疑問が解消された俺は最後のゾンビの収納スペースへ向かう。
特大部屋に入ると、そこに居たのは映画でよくみるゾンビだった。
体は腐りあたりには、腐臭が漂い、目玉が垂れ下がっている。
「うえ~気持ち悪いし、臭い」
「そうですね、酷い臭いです。やはりゾンビを隔離したのは正解でしたね。ゾンビは命令も単純な物しか聞きませんし、必要になるまで此処で待機でいいでしょう」
「そうだな、早くこの部屋から出よう」
「賛成です。」
そうして俺たちは逃げるように部屋から出て行った。
そして、マスタールームに戻る最中、ゾンビのステータスを確認する。
名前 :
年齢 :0
種族 :ゾンビ
職業 :
レベル :1
称号 :
HP :200
MP :100
STR :50
VIT :50
AGI :50
INT :0
DEX :50
戦闘スキル :
魔法スキル :
生産スキル :
生活スキル :
「なんかゾンビのステータスって平均的だな」
「それはそうです。ゾンビは生き物の死体が魔素を吸って動き出すモンスターです。なので、強い生き物の死体が素体であればゾンビも強くなります。ですので、あそこで生まれるゾンビは成人男性の平均ステータスのままですね。」
「なるほど、あれが平均的なステータスなのか。さながら村人ゾンビだな(笑)」
「村人ゾンビ。いい名称だと思います。彼らのことはこれから村人ゾンビと呼びましょう」
村人ゾンビ爆誕の瞬間である(笑)
そんなことを話しながら俺と酒天はマスタールームに戻るのであった。
第1章はあと5,6話です。そして、第2章からは現代兵器を出します。
第1章はもう書き終わっているので、1日に1話か2話投稿します。