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ダンジョン×現代兵器=最強!?  作者: ナーミン
第1章 ダンジョン作成編
6/13

第5話 ダンジョンボス

ちょっと遅れました。もう少し説明が続きます。

早く現代兵器出したい(泣)

その後俺達は3時間以上に渡って話あった。結果、以下のように決まった。


①各自ダンジョンは自由に作る


②一日一回このARに来て自分のダンジョンの報告をする


③重要な情報や重要な発見があった場合、すぐに会合を開くこと


この三点が決まった。最初の会合は1日後だ。それまでに各自自分のダンジョンに戻って生活環境とダンジョンを整えることになった。


「じゃあ、また明日この時間に」


「「「了解」」」




そういって俺は自分のダンジョンに戻ってきた。

マスタールームは相変わらず石作りの殺風景な場所だった。こんな場所にずっと居るのは気がめいる。

早く生活環境を整えたいものだ。


「コア、ダンジョンを作成したい」


『ダンションつ○~る起動します』


そんな怪しい言葉とともに目の前に画面が出現する。


「……もうそれアウトじゃね著作権的に。まあいい、まずはこの部屋をなんとかするか」


 まず、壁を自分の部屋と同じ色の壁紙に50DPで変更する。そして、床を普通のタイル張りに同じく50pで変更する。

 すると、いきなり目の前が殺風景で物が何も無い普通の部屋に変わった。


「……凄いな、どういう原理なんだ?ただ、これで少し解放感が出たな。」


 次にこの部屋に普通のベッドを50p、普通の机を50p、衣服配給BOX(最低)を50pで作成する。

 更に隣にマスタールーム(小)を100pで作成し、先程と同じ壁と床にする。そこに普通のキッチンと食糧配給BOX(最低)をそれぞれ50pで作成した。


「これで衣食住は完ぺきだな。そして最後に日本人に必須のお風呂を設置せねば!!ここまで使用したDPは550か生活環境は1000位までに抑えたいな。」


 マスタールームの隣にさらにもう一つマスタールーム(小)を設置し、そこに湯船とシャワーを500pで設置する。

 するとあら不思議、そこにはのワンルームのアパートが広がっているじゃありませんか!?

 先程の牢屋とは比べ物にならない解放感をここに実現したのです!!(『劇的bef●re after』を脳内テーマで)



「生活環境で1150pも掛ってしまったが、これからずっとこの部屋で過ごすんだから必要最低限と割り切ろう。さあ、ここからが本命のダンジョン作成だ。まずタイプを選ぶのか……」

 

 超高額な物から、洞窟のようなノーマルな物まで様々な迷宮タイプが画面に表示される。

 初期のポイントで買うことが出来そうなのは、洞窟1000p、遺跡1500p、迷路2000p、草原1200p、森1500pくらいであった。


「……まったく、塔タイプ50'000'000pとかいつ買えるんだよ」


 色々悩んだ結果、遺跡タイプのダンジョンを購入する。

 そして、マスタールームの前にボス部屋を200pで設置した。

 そして、更にボス部屋にボスを設置しようとして気付いた……。


「……あれ、よく考えたら召喚出来るモンスターを確かめてなかった。」


 急いでコアに確認を取る。


 えっと俺が召喚可能なモンスターは鬼系統か。

ダ ンジョンレベル1での召喚モンスターは通常モンスターはゴブリンで、ボスモンスターはオーガか。

 で、他に召喚可能なモンスターはあいつらのダンジョンのか。


 剛史の召喚可能モンスターはキャタピラー。

 ……あいつこれだけで、どうやって戦うつもりだったんだ?

 それにしても、やっぱりあいつは虫系のダンジョンか……

 本人に知能が足りないからなんだろうな!!


 次は楓か、ええと楓のモンスターはと。

 お!ゴーレムか、凄いな。

 ただ個体的には強いがコストが高いな。


 最後は真奈美か。ゾンビ、スケルトン……ですよね~腐ってますもんね~。

 だが、あいつの『腐の伝道師』との相性は最強だな。


 成程、これはダンジョンを運営するにあたってバランスはかなり良いかもしれんな。

 このモンスター達を見ていてふと気になっていたことを思い出した。


「コア、召喚可能モンスターを増やすには如何したらいいんだ?」


『ダンジョンレベルが上がると召喚可能モンスターが増えます。ただし、レベルが上がっても同盟者のモンスターの種類は増えません。しかし、同盟者のダンジョンレベルが上がり、召喚可能モンスターが増えた場合はこちらにも反映されます。』


「成程、やはり、全員での戦力upは必須ということだな。」


 先程設置したボス部屋にオーガを配置する。そして、早速配置したオーガに会いに行く。

 マスタールームの扉を開けボス部屋に出ると、そこには絵本に出てきそうな赤い2Mを超す巨大な鬼が立っていた。

 そして、その鬼は俺を視認するといきなり俺に跪いた。


「ヨウコソ、オイデクダサイマシタ、ソウゾウシュサマ。イカナルゴメイレイモ、スイコウシテ、ゴランニイレマショウ。」


 いきなりでかなり驚いたが、凄い忠制度だと思う。多分剛史の『支配者の心得』辺りが影響しているのだと思う。


「よろしく頼む、ところでお前に名前はあるのか?」


「ワタシノヨウナモノニ、ナマエナドゴザイマセン」


「それは、不便だ。ならば名前をつけてやろう。そうだな……お前の名前はこれから『酒天童子』だ。」


 そう言った瞬間俺の中から何かが抜けていく感覚がした。

 それと同時に目の前のオーガが光ったと思うと次の瞬間には侍のような格好をした美しい女が立っていた。

 2mを超えていた伸長は180cmにまで縮まり、体付きも前とは比べ物にならない程細く、髪は黒で長く腰位まで伸びていて、胸にはさらしがまいてあり、控えめにその存在を主張している。

 しかし、オーガの時よりもその存在感は増しており、見ただけで強者と分かる。


「事の度は私のようなものな者に名前を付けていただきまことに有難うございます」


 多分その時俺は、間抜けにも口をポカーンと開けて立ち尽くしていたと思う。


「主様?どうかされましたか?」


「いいいいや何でもない。おおおお前は酒天童子なのか?たしか、唯のオーガだったはずだが」


「はい、主様に名前を付けていただいたので進化することができました。」


「名前を付けると進化するのか?」


 小説等では名前を付けると進化するというのは定番だが本当に名前を付けただけで進化するとは思っていなかった……。


「はい、名前を付けた時体から何かが抜けるような感じがしませんでしたか?」


「あ、ああ」


「それが、魔力です。」


「魔力とは何だ?」


「魔力とは魔法等を使う時に使用する力の事です。ステータスではMPと表示されます。」


 そして、漸く落ち着いて頭の回ってきた俺は、進化したことで増した彼女の存在感について聞くことにした。


「成程MPか。そう言えば進化したんだよな。ステータスって変わったのか?」


「はい、進化前と比べてかなり上がっています」


「そうかならば確認しよう。着いて来てくれ」


「畏まりました」


 そう言って俺は一度マスタールームに戻ってきた。


「コア、俺と酒天童子のステータスを表示してくれ」


『了解しました』


 そうして現れてきた俺のステータスを見るとMPが600から200まで減っていた。そして、酒天のステータスが現れた。




名前  :酒天童子

年齢  :0

種族  :鬼人

職業  :武将

レベル :1

称号  :ダンジョンボス


HP :1000

MP :100

STR :350

VIT :280

AGI :200

INT :20

DEX :20


戦闘スキル :格闘技4・刀術6・統率5・槍技5・身体強化4・狂戦士化・

魔法スキル :

生産スキル :

生活スキル :


「……何て言うか強いな。職業が武将だからか、能力も武将っぽいな。それに、この狂戦士化ってやつは見るからにやばそうだし」


「あの、余りじっくり見られるのは恥ずかしいです……」


 正直唯のモンスターだと思っていたため、このように人間らしく反応されて少し驚いた。


「あ、ああすまない。これからよろしく頼むよ。君が負ければ俺はもう死んだも同然だからね」


「この命が着き果てようとも全力で主様をお守り致します。」


「宜しく頼む。そうだ、何か必要な物とかはないか?」


「そうですね……では僭越ながら、刀を一本頂けないでしょうか」


「分かった刀だな」


 そういって俺は200pを使って名刀琥鉄を買った。

 琥鉄は俺らの世界では超名刀だが、魔法や様々な魔法金属があるこの世界では作りがとてもいい刀でしかないようだ。

 しかも、コアに言えば、ポイントがある限り無限に買えるようだ。

 ……本当にどんな仕組み何だろう。


「この琥鉄をやろう」


「ありがたき幸せ、この琥鉄で敵を一人残らず叩き切ってご覧にいれましょう」


「ああ、楽しみにしてる」


「他に必要な物とかはないか?、そう言えば食べ物とかは必要ないのか?」


「ボスモンスターには食べ物必要ありませんので大丈夫です。ご心配頂きありがとうございます」


「いや、いいさ今のところこのダンジョンでの話し相手は君だけだからね」


「身に余る光栄でございます」


「じゃあ、続きをや作るとするかな」


「では私はこれにて失礼致します。御用がございましたら何時でもお呼びください」


「え?行っちゃうの?別にまだダンジョン開いてないしここに居ろよ」


 酒天童子はかなり驚いた様子で訪ねてきた。


「よろしいのですか?この神聖なるマスタールームに私のようなたかがボスモンスターが居座るなどと」


「勿論!そんこと気にしないでいいぞ。むしろ敵とかが来てなかったら自由に出入りしてもらっていい」


 正直、会合以外ほぼ一日中この部屋に一人でいるのは若干心細かったのだ。なので、本心では命令してでも此処にいて欲しかった。しかし、主の威厳があるのでそんな弱音は見せなかったが。

 ……まあ、主の威厳何て物が有るかどうかは疑問だが。


「過分なご配慮をいただき誠にありがとうございます」


「さてと続きを始めよう。あ、そうだ何か気付いたことや、思いついたことがあればどんどん教えてくれ」


「この身、非才なれど主様のお役にたてるならば」


 そうして俺と酒天二人でダンジョンを作り始めるのだった。





使用DP:生活環境代 1150p

     遺跡型ダンジョン 1500p

     ボス部屋 200p

     ボス 200p

     名刀琥鉄 200p


  合計:3250p

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残りDP:6750p

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