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ダンジョン×現代兵器=最強!?  作者: ナーミン
第1章 ダンジョン作成編
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第1話 説明

どうもナーミンです。また読んでいただいて有難うございます。

本日中に4話まで投稿します。



「……ここは……どこだ?」


目が覚めると暗い部屋にいた。四方は石積の壁で一見すると牢屋のような造りだ。

しかし、牢屋と違うのは出口どころか、窓も外に通じるような物がどこにもないことだ。

まだ若干ぼんやりする頭を必死に働かせると当時のことを序所に思い出してきた。


「なんだここ?俺はいままで何を……そうだ……思い出したHRが始まって、いきなりクラスの床が光り出したんだ……。そして、意識が消える直前になんか声が聞こえたきがする……なんだっけか」


『アルトレイアへようこそ異世界人諸君。君らには、ダンジョンを作って貰う。良いダンジョンライフを』


「!?」


この誰とも分からない者から発せられた言葉を思い出した瞬間、体に電撃が走った。そして、いくつかの事実を芋づる式に理解することが出来た。


「そうか、だとすると此処はいわゆるダンジョンルーム的な場所かな……。ってことは小説通りならこの部屋のどこかにコアみたいな物体?かは分からないが何かあるはずだ」


 広さ6畳ぐらいの部屋なのですぐに見つかった。

 部屋の墨に自分の腰位の高さの台座があり、その上に赤い大きな水晶が鎮座していた。


「……多分これだな。そしたら、これをどうすんだ?取り合えず触ってみるか……」


〔ダンジョンマスターと認識しました〕


「うわ!?」


いきなりの機械的な声に驚いて落としてしまった。


『ダンジョンコアへの過度な衝撃は控えてください。許容量を超えた衝撃がダンジョンコアに与えられた場合コアが破損する場合があります。』


「……コアが破損した場合はどうなるんだ?」


『ダンジョンマスターが死に、ダンジョンは無くなります』


衝撃の事実だった。下手をすれば今ので俺は死んでいた可能性があったのだ。


「コアとは触れていないとしゃべれないのか?」


『否定。マスターと認識した対象に関しては念じることでコアと対話が可能です』


 それを聞いた瞬間おれは元の台座に即効でコアを戻した。

 そして、戻した瞬間コアから新たな情報がもたらされた。


『これより、チュートリアルを始めます。チュートリアルは拒否できません』


「チュートリアルか……始めてくれ」


『承諾を認証しました。まず最初にダンジョンマスターの意義から説明します……』


 こうしてダンジョンマスターの心得的なものが始まった。

 説明の最初期おれはとても眠かった。想像して見て欲しい。機械的な音声が永遠と流れてきて、周りは石作りの牢屋で景色は殺風景こんな状況で眠くならないことがあろうか、いやない(反語)。

 しかし、そんな眠気もコアのこの一言で消し飛んだ。


『ダンジョンマスターの死は元いた世界での死となりますのでご注意ください』


 この言葉を聴いた瞬間俺の心の中は希望と絶望で満ち溢れた。

 まず希望だが元いた世界での死ということは俺たちは帰ることが可能な可能性があるということである。

 そして絶望だが、その帰還の前に命を落とす可能性があるということだ。

 そのことを理解した俺はその後コアの言うことを聞き逃さないように一言一句じっくり聞いた。

 その結果まとめたのがこれだ。


1 ダンジョンマスターの勝利条件はダンジョンポイント(DP)を100'000'000'000ポイント貯めるか、その世界の人類を滅亡させること。


2 ダンジョンポイント(以下DP)とは、ダンジョン内通貨でありそれを使って物を購入したり、ダンジョンを拡張できたりする


3 最初配られるDPは一律10'000


4 DPはダンジョン内で殺生が行われたり、ダンジョン外の生き物がダンジョン内に滞在するとDPが得られる。また、一日100P自然回復する。ダンジョンレベルが上がれば自然回復量も増える。


5 コアを壊されるとダンジョンマスターは死ぬがコアが壊されない限りダンジョンマスターは死なない。HPが0になってもマスタールームで生き返る。また、ダンジョンマスターは不老不死ではあるが、動物的な欲求は発生する。


6 コアの機能は 

  ①ショップ 

  ②同盟の作成、加入、脱退、管理 

  ③マスター、モンスター、罠等のステータス表示 

  ④ヘルプ


7 ダンジョンのオープンは一ヵ月後で最初に開く場所を選択可能


8 この世界には全部で100箇所のダンジョンが開かれる


9 転移された異世界人の数は全部で2000人でこの世界以外にも飛ばされている。


10 同盟は互いのモンスターを融通しあったり出来る。最初は4人までで同盟レベルがあがれば人数も増える。




「これは楽しくなりそうだ」


 この言葉を呟いた俺の脚は僅かに震えていた。しかし、それはこれから始まる狂ったゲームへの恐怖なのか、武者震いなのかは誰にも、そして俺自身にも分からなかった。








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