登場者
ナナシ 男(基本は) (真名、本名は別にある)
唯一、気付かれずに存在していた故世界が人として躯をもった存在。極めて黒い茶色の眼と髪をもつ。肌は白め。背は178ほど。髪は腰まである(女性態時は地につくほど長い)妻との間に多数の子孫がいる。妻一筋の愛妻家。己の道を突き進む頑固者。死なない、老けない、消滅しない。世界の崩壊に巻き込まれても平気ではないが問題はない。終わらない存在。全てが崩壊しきっても存在し続けている(躯をもったのは八度目の終焉を見届けた後)年齢は覚えてはいるが、表現することは不可能(数に表せないため)。強さの概念を超えている。本人曰く万能ではないらしい。因果などを歪めるときにはそれ相応の対価をとる。魂や心の汚さがみえる(色が歪んでいるのが汚さである。濁っていてもそれが歪みとは限らない)正義でも悪でもないと自称している。基本お人よしの、のほほんとした人。感情は豊かである。男ではあるが、女になることもできる。気配を消すのが得意(最大で存在が一切感じ取れなくなる)口調や話かたが状況などでころころ変わる。『統一世界』を嫌っている。
ヤドリ 女 (真名、本名は別にある)
ナナシの伴侶。普段はナナシに寄生している(体内にいる)身長はナナシとより低いが結構たかめ。澄んだ黒髪に柔らかい緑の右目、濃い緑の左目をしている。肌は綺麗な白。種(二番目に古い世界)がナナシに着床して生まれた。ナナシが躯をもったときに成長が終わり人の姿になった(それまでは蔦と植物の根のような姿でナナシのなかに張り巡っていた)髪は普段は膝まである。ナナシと同じく愛夫家。ナナシ一筋。頑固者。植物を自由自在に生やしたりできる。見た目の印象は幽鬼的。左目がだいたい髪で隠れている。比較的無口気味。『統一世界』を嫌っている
自然 男
ナナシとヤドリの第八子にして七男。純粋な子としては長男。同じ字の長女が妻。ナナシとヤドリの純粋な子。人形。二人で一つ分の世界である。八回目の終焉の後、ナナシとヤドリがまぐわって生まれた。天然が入っている。純粋な子はこの夫婦以外いない。
自然 女
自然の双子の姉で妻。ナナシとヤドリの純粋な子のもう片方。人形。二人で一つの世界である。比較的しっかりしている。万年新婚夫婦。ムラムラすると夫を毎回おいしくいただく人。浮気するわけがない。普段は懍としているのに発情モードに入るとデロンデロンに甘いデレデレになる。ナナシとヤドリについていっている。この夫婦以外の子供はついていくことができない(純粋な子でないと世界に縛られるため)。孫は現時点では産まれていないが妊娠はしている。