異世界に転生した勇者は手にした「最強の力」を使ってこの世界で俺Tueeeeeeee!!と言うやつをしてやりたいと思います(裏)
この作品をお読みいただく前に、「異世界に転生した男は手にした「最強の力」を使ってこの世界で俺Tueeeeeeee!!と言うやつをしてやりたいと思います!(表)」を見ていただけるとより一層楽しんでいただけると思います。
「なんだよここぉ!?!?」
その男、秋月真斗は、見知らぬ光景にそう叫んだ。それを見ていた10人ほどの男女はそれを見てこう話し合っていた。
「目標確認」
「今から異世界転生者無双シークエンスを開始する。」
「了解」
彼ら彼女らは異世界をサポートするもの達だ。異世界転生にありがちな俺Tueeeeeeeeなどのものは彼らの手厚いサポートによって成り立っているようなものだ。
「異世界...ってことは俺はなんかこう最強で俺Tueeeeeeeeみたいなのもできるんじゃないか!?」
真斗はまだそのようなことを言っているので、ここに最初の作戦を始める。その人物達はに大きな体の黒い牛の魔物を呼び出すと、その魔物を真斗へと向ける。
「グオオオオオオオオオ!」
狙い通りに大きな体の黒い牛の魔物は真斗の方へと向かっていき、真斗の一発であっさりとその牛の魔物は倒されてしまった。
「ミッションコンプリート、規定通りあの異世界転生者が魔物を倒した」
俺も狙い通りで、あの大きな体の黒い牛の魔物はボロボロの状態で後一撃加えてば倒せるように調整していた。それを真斗に仕向けて一撃で倒してもらい、見事真斗の俺Tueeeeeeeeを達成したのだった。
「了解。次なる目標へと向かう。
真斗が森に行くとその人物達は後をつける。途中、「うーん、なんだか誰かに後をつけられているような気がする...」と言いながら真斗が後ろを向く。もちろんこの手厚いサポートは一切本人にバレてはいけないのだ。
「向こう側にチンピラ確認。ターゲットと接触させます」
「了解」
そこにちょうどよくチンピラっぽい奴らが現れる。異世界といえばこういうチンピラを倒すのもテンプレの一つだ。そのチンピラを倒させてさらに真斗の俺Tueeeeeeeeを達成させる。
「命が惜しくば消えることだな」
「なんだと?こっちのセリフだ。金目のものを置いて消えなガキ」
「ガキだとぉ?舐めやがってお前らなんて一瞬だぜ」
「んだとぉ!舐めやがって!」
接触した真斗とチンピラはそのような会話をした後に狙い通りチンピラは真斗に襲いかかってくる。そこでサポート役の魔法使いが真斗に向かって風の防御魔法をかけた。これにとって真斗へのダメージは一切通らない。
「てめえ!何しやがった!」
「知りたいか!」
「うるせえ!」
チンピラが何度も斬りかかるがやはり風のバリアが貼られていてビクともしない。その風のバリアがさらに大きくなり凄まじい風を引き起こしてチンピラをあっという間に蹴散らしてしまった。
「完了。チンピラを撃退した。どうやら街に向かうようだ」
「了解、尾行を継続する」
真斗が街に着くとかなり賑わっていた。住人が道を忙しそうに右往左往しているのが見える。もちろん街の者達も真斗の俺Tueeeeeeeeに協力しなければならないのでいつ何かトラブルが起こるのかと誰もが真斗を見ながら様子を伺っていた。一方に看板が描かれた店に入る。斗はその中の小さな剣を一つとって店員に聞いてみる。
尾行している者たちは外で待っているため中の様子は全く分からない。だがこの街全体でサポートを行なっているため何かあってもおそらく大丈夫だろう。
「まだ中で何かしているのか?」
「おそらくそうだろう」
そこから数十分はたったが真斗が出てこないのを少し疑問に思っていたので1人窓を覗く。
「いない!」
「何!?!?」
その時にはもうすでに真斗は裏口から出てもうすでに外に出ていた。尾行班は大急ぎで出口へと向かう。あらかじめ用意していたモンスターが相手ならば真斗では倒すことができない。かなり急足で向かうと、そこには一つ目のモンスターに殴られて吹き飛ばされていた真斗の姿があった。