史上最高大聖女の君臨〜生まれた時から不遇の少女、聖女となるべく邁進する〜
ミスティア・レイヴンフットは生まれたその瞬間から孤独だった。母は亡くなり、父には憎まれたせいだ。
その上、物心がつくころには誰からも虐げられ、にも関わらず死ぬことも病になることもない。
ミスティア、という霧のような、あるのかないのか分からないのに厄介、という意味の名前をつけられ、屋敷の敷地の隅、魔物の住む森の一番近くの小屋で寝起きし、使用人たちの下僕として朝から晩まで働いている。とっくに心は死に、意志は潰えていた。
そんなミスティアにも『授かりの日』は訪れる。この世界に住む人間には誰しもに訪れる、12歳で受ける儀式だ。
神の助言と呼ばれる『ステータス』『ジョブ』『スキル』を授かる日。
どんな身分のどんな境遇の子も、かならず神の目が届いて、教会に連れて行かずとも教会から迎えがくる。そう決まっているため、ミスティアも教会に連れていかれた。
そしてミスティアが授かったのは、灰色で他からは見えなくなっている『大聖女』というジョブと複数の今は使えないスキルだった。
いずれこの世の大聖女として君臨する一人の少女は、神の助言をきっかけに、広い世界で心と自由を取り戻す。
※タイトルに副題をつけました(04/04)
その上、物心がつくころには誰からも虐げられ、にも関わらず死ぬことも病になることもない。
ミスティア、という霧のような、あるのかないのか分からないのに厄介、という意味の名前をつけられ、屋敷の敷地の隅、魔物の住む森の一番近くの小屋で寝起きし、使用人たちの下僕として朝から晩まで働いている。とっくに心は死に、意志は潰えていた。
そんなミスティアにも『授かりの日』は訪れる。この世界に住む人間には誰しもに訪れる、12歳で受ける儀式だ。
神の助言と呼ばれる『ステータス』『ジョブ』『スキル』を授かる日。
どんな身分のどんな境遇の子も、かならず神の目が届いて、教会に連れて行かずとも教会から迎えがくる。そう決まっているため、ミスティアも教会に連れていかれた。
そしてミスティアが授かったのは、灰色で他からは見えなくなっている『大聖女』というジョブと複数の今は使えないスキルだった。
いずれこの世の大聖女として君臨する一人の少女は、神の助言をきっかけに、広い世界で心と自由を取り戻す。
※タイトルに副題をつけました(04/04)
1 人の服を与えられたもの
2023/04/03 08:33
(改)
2 授かりの日
2023/04/03 12:09
(改)
3 灰色のステータス
2023/04/03 19:56
(改)
4 神の助言
2023/04/04 06:46
(改)
5 スープ
2023/04/04 14:54
(改)
6 助けたい
2023/04/04 20:09
(改)
7 レイヴンフット伯爵家の事情
2023/04/05 06:00
(改)
8 神官と伯爵
2023/04/05 10:54
(改)
9 されるがまま
2023/04/06 06:03
(改)
10 汚れの下にあったもの
2023/04/06 10:45
(改)
11 レイヴンフット邸の異変
2023/04/06 19:16
(改)
12 空っぽ
2023/04/06 22:32
(改)
13 ようやく自己紹介
2023/04/07 06:05
(改)
14 聖女と災厄についての講義
2023/04/07 10:44
(改)
15 ワイバーン襲来
2023/04/07 17:50
(改)
16 この身が千切れても
2023/04/07 23:15
(改)
17 『状態回復』
2023/04/08 06:00
(改)
18 『あなたが大切だとおもう』
2023/04/08 11:30
(改)
19 代償
2023/04/09 17:38
(改)
20 オルトの出奔
2023/04/09 23:04
(改)
21 転移陣
2023/04/10 11:13
(改)
22 ホウエリーテの慈愛の聖女
2023/04/11 05:49
23 目覚め
2023/04/14 06:36
(改)