5.サルビア…優しい愛
夜明け…命あろう者達が、産まれ…逝ってしまう…
その日最も多い時。
1つ…ヤマを越ええたの…。さっきまでの発作は治まったのね…。私の愛おし息子…。
どれほどの時が流れたというの…。
他人ほど多くはないの?…。
その人の母はベッドの上で今は静かに寝息しているその息子、そっと…ヒタイを寄せる…。
外の秋の風がその窓を叩く…、それでもベッドの上の男の子は目覚めない。
母の女性は愛する息子の頬にそっと寄せる。
母の女性は後悔…していたのか?…。まだその息子は3つにもならない。
産まれたばかりのその息子は既に病を患っていた。
母の女性はそれまで聞いた事のない病気だった。
心臓と呼吸器官の病気。…もって5年ないと…。
幸せに…幸せにしてあげたい。そう母はいつも思っていた。…今も
優しく…柔らかく息子を抱きしめ……。
初めて…やっとカズト(息子)と出会った時、私は…
貴方の…一生懸命に私に笑顔を(涙)
母の流す涙の意味は……。
カズトと初めて外に出た時…サルビアが咲いてたの
サルビア……。
東京多摩の大きな病院…その帰りの時
お母さん…。
えっ!?「カズト!?……」……。
一瞬、カズトが私の視界から外れ後ろに…、振り返るとカズトはニコりと笑顔…。
カズトが私を呼んだ気がしたの…。
そして私とカズトの家についた。あの夫が私達に残してくれた…たくさんの中の一つ。
まだカズトは言葉を話せない。だけど解るの、カズトは解ってくれてる。
(不安と涙)カズト…私を一人にしないで…。
ごめんね…こんな、お母さんで……。
その夜カズトの発作はおきなかった。私はカズトを抱いて眠った。
3日後の夜、多摩のとある大きな病院。
そんな…どうして、わかっていたの?…わかっていたのに…
病院内、集中治療室…
子供、カズトは無菌室用、透明なフィルムのなかで眠っていた。
細菌保護の服を着た母は…カズトの眠るベッドの横で、前え進むことも…後ろに引き返すこともできず
心のなかで、ただ……。
その翌日、母息子の状況が一転し…奇跡なのか?
日本の臓器提供のリストとカズトの臓器が一致するモノが、その便りが来た。
カズト君は生きられる。
病気のところが詳細でないので…ごめんなさい。
それでエンドもザックリしすぎで…
ハッピーエンドって難しいです。




