ずっとそばに
トバリ、雲の少ない今夜は気まぐれな御月様。この町にはまだ夏の虫達を惑わす光は少ない。
月の光を希望の如く愛する者へと羽ばたくの?「どうしたのエミ?明日が恐い?」
トシ、明日が貴方だけ、貴方だけ見えていれば。高校生のバスケットの試合、トシは168と周りの人達より小さな体、だけどひたすらに
「大丈夫、またこの富良野のこの家に帰ってこれるよエミ」
本当にラベンダー畑の……少し香りが強いわ(笑)
「トシ、ありがとう(笑)恐くはない、もう恐くはないの」もっともっと近くにトシ
「うん……」静かに、静かにトシは私の隣に来るの、そっと
僕の恋してをくれた女性これからも、あの心の1つの情を叫ぶ物語ではどうして?そう思っても僕の大切なエミがどうして……
白血病……もう21世紀なんだよ、それを聞いた時……今にも崩れて来そうな……そして彼方にある大雪山が迫ってきたかの……
「どうしたのトシ?泣いている」
はっ!頬?僕の頬が…どうして、こんな時にエミを、僕が反対にエミに負担を………なんてことを
「ご、ごめんよ、こんな……こんなはずじゃ…」そ~僕がエミの側に要るのはこんなところを見せるために
「トシはいてくれる、だから私もいる」
明日が過ぎても…その継ぎの日々が過ぎても。
長い…長い…闘病の末、エミとトシとの未来は紡がれます。




