表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
~新世界の英雄譚~  作者: 宇良 やすまさ
第9章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

834/957

プロローグ

 セドリックとドミニクが目の当たりにした、キラの〝気配〟の消失。

 それは確かな事実である。あの瞬間……〝宵闇現象〟に引き込まれた数秒後、キラはブラックと共にこの世から姿を消した。


「ここは……?」

〈え……えっ?〉

「なんだ……?」


 キラとブラックは、事実、〝贋の国〟アベジャネーダからは居なくなった。

 広くいえば、エグバート王国とルイシース王国とが隆盛を極めるあの世界……あの時代から、消えてなくなった。


 だがそれは、〝宵闇現象〟に飲まれて死んだわけではない。

 〝転移の魔法〟のごとく、飛ばされただけだった。

 何十世代と続く人類史の原点……〝原初の時代〟に。


「なんか……空気が違う?」

〈……! 〝魔素〟がない!〉


 これは。

 これより始まるのは……。


「……? なんかずっと地響きが……」

〈……横、見て〉


 本来いるはずのない異星人にも近い三人組が、こののちの〝時代〟全てを歪ませる物語。

 人知れず、〝時代〟そのものを形作る物語。

 そして。


「……〝腕〟だ」

〈〝腕〟だね〜……〉


 正しく、〝始祖〟アルツノートに至る物語。

 〝贋の国〟アベジャネーダで混沌が渦巻くかたわら、キラたちは〝怪物〟により地上を支配された世界で生き残ることを強いられていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=811559661&size=88
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ