第四話 樹立
めっちゃどうでもいいことですが、ハーメルンのみ59分投稿にしてます()意味はないです()
「こちらラミスト、国籍不明船が国交の開設を求めている。至急リオバシ軍港に伝達したり。」
ラミストはそう持ってきていた通信魔石で自分の乗っていた船に伝達した。
「そちらは何ですか…?」
「えぇっ!?こちらの通信魔石をご存知ないのですか!?」
「通信魔石も何も…うちの国には魔石という存在はないのです。」
「えぇ!?魔法をない国なんてあるのですか!?」
「そうですね。関西連邦共和国では魔法は空想上のものであり、この船もそうですが、国のすべてが科学技術で成り立っています。」
「なるほど…この船はその科学技術で成り立っているのですか。」
そんなことを話しているうちにとりあえず入港が認められた、という通達が来たためできるだけ海岸に近づいてから小型ボートでアルダー共和国第一の港であるザクロスにつき、そこで一晩を明かし、国交樹立の話し合いが行われることとなった。
「本日は国交樹立の話し合いの席を設けていただいてありがとうござきます。まずこちらから、関西連邦共和国の説明をさせていただきます。」
「関西連邦共和国はここから西に800kmほどの地点にある、人口がおよそ2732万人の国です。これまでなんの情報もなかったと思われますが、私達は日本という国の関西と呼ばれる地域だけが転移したからです。」
「当国では魔法は空想上のものであり、全てが科学技術というもので成り立っています。こちらからは以上です。」
「ありがとうございます。続いては我がアルダー共和国について説明をさせていただきます。」
「アルダー共和国はこのサライア大陸にある国々のうち、強国と呼ばれる国です。もう一つはシリウス帝国といいますが…あまりいい国ではありません。」
「人口は985万人で、全面的に奴隷制が禁じられています。また、豊かな土地を活かし、農業が盛んです。」
「それでは本題に入りましょうか、国交樹立についてです。こちらからは科学技術のものを輸出し、そちらからは大量の食料を輸入を希望します。こちらの資料をどうぞ」
アルダー共和国の外交官ラジックはなんと高品質な紙だろうと思いながら資料を確認した。
「こちらから輸出できるのはそちらの資料に書かれているものです。どうでしょうか?」
「なるほど、こちらに有益ですね…国交樹立の申請を認めます。こちらこそよろしくお願い致します。」
そう、挨拶した瞬間ドアがいきなり開いた。
「ラジック様…大変なことになりました!!!!」
「何だ?」
「シリウス帝国が宣戦布告!同時に20万の兵により、国境部の要塞都市ムヌが陥落しました!おそらく敵の目標は都とザクロスと思われます!」
「何だと!?」
「大変なことになってしまったため、取り乱してしまい申し訳ございませんでした。突然なこととなるのですがどうか軍の派遣をしていただけないでしょうか!?」
そうして関西連邦共和国は戦争へ巻き込まれることとなった…
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