第三話 東方大陸との接触
どうもです。
「編成が終わりました。こちらをどうぞ。」
「わかった。承認の判子を押しておく。」
「わかりました。ではしつれいします。」
2ヶ月が経ち、北方大陸から資源がで始めるようになったことに伴い、東方大陸に接触を図ろうという話し合いがなされ、現在その準備段階が終わったところであった。
「にしても、『ひゅうが』を投入するのか…さながら砲艦外交のようだな…まぁいい、あちら側がこちらに敵対してくる…ということもあるからな。」
手元の書類には派遣する護衛艦が書かれていた。
護衛艦『ひゅうが』
『せとぎり』
「まぁ、構わない。2隻もあれば無事にたどり着けるだろう…残りは北方護衛だろうな…」
そうして『ひゅうが』と『せとぎり』の派遣は正式に認められ、舞鶴を出、三重で補給をしてから東方大陸へ派遣されたのであった…
〜東方大陸沖〜
「何も見えないですね…ほんとにあるんですか?」
「確かに見た、という人がいるからあるのだろう…まぁ、こんなようにしてコロンブスは航海してたんだろうな。」
「おっと…こんなところで無駄話してる間にあちらからの接触役が来たみたいだ。話はつけるとして、後は外務官がどれだけ話をつけれるかだな。」
「そうですね〜」
アルダー共和国屈指の名提督と言われるラミストは困惑していた。なぜなら目の前には自分が乗っている船を2つ並べて同じぐらいの大きさになるほどの船が領海内を通っていたからだ。このくらいの大きさの船を作るにはどれだけの魔道士が必要なのだろう、と考える。
あ然としていたがすぐに我に返り「前の船!ここはアルダー共和国の領海です!止まりなさい!」と船に対し警告を行い、船が素直に止まったことで、臨検を行うこととなった。
〜『ひゅうが』艦内〜
「まずは領海を侵犯したことに対し、深くお詫びを申し上げます…」
「いえいえ、ここまで正直な方は初めてでな…質問だがお主たちはどっちから来た?」
「ここよりずっと西の関西連邦共和国から来ました。」
「ずっと西!?あそこは波が荒く、必ず船が沈むと言われている魔の海域からか!?まぁ、嘘をついてるようには見えないがな…このような感じでは。」
「信じてくださってありがたいです。私達がこちらに来た理由はこちらに文明の灯り見えたからです。どうか私達と国交を結んではいただけませんか?」
「わかりました。しかし、あくまでも儂は一提督の身であるから都に連絡を送るぐらいしか出来ないが…」
「それでも結構です!!お願いしたします!!」
「わかりました。連絡を取るのでしばし待っていただくとありがたい」
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