プロローグ
懲りずに新作を始めますが、最初に伝えさせて頂くのがあくまでも実験上で作る作品のため、途中で予告なしに更新が止まるかもしれません。が、完結までお読みいただけると幸いです。それでは
関西連邦共和国に栄光あれ!
また、感想等の設定は誰でも可になっていますので、感想を書いていただけるとありがたいです
関西地方。それは昔は都が置かれ、天下の台所があり、東洋のヴェネツィアと呼ばれた街もあり、「上方」と呼ばれた時期があった…
しかし、今では首都一極集中が進んでしまい昔のような繁栄は掠れ、今や衰退の一途をたどる地方となっていた…
しかし、その関西が異世界に行ったら…?
もしかしたら繁栄を取り戻せるかもしれない…
これは本当に異世界へ転移した関西地方+αのお話である…
2022年6月22日
この日の深夜、日本では二つの大災害に見舞われることとなった。
1つ目は前々から懸念されていた南海トラフ大地震。それと同時に発生した様々な地震により時空に大きな歪みが発生し、
大阪を中心とする関西地方付近の12府県が消滅したことだ。
ガンドア暦7850年8月9日
「東京との連絡はどうなっている?」「現在民間、行政どちらも連絡が取れていない状況です!」大阪府は未曾有のパニックに陥っていた。本来であれば災害時でも通じる緊急連絡も通じないからだ。
「松村知事、少しおかしな情報が…」「なんだ?言ってみてくれ。」「星の位置が全く異なっていて、月が二つあります!こちらを見てください!」「まさか…そんなことはって…はあ?」
これにより、関西が今ある場所はこれまでの地球とは異なることに気づくことになったのである。
ー8月18日ー
「各府県の備蓄分を考慮しても石油は持って3ヶ月、食料は5ヶ月です。」
そう語るのは関西広域連合の連合長を務める兵庫県知事の進藤であった。
「そうか…持って3ヶ月なのか…自衛隊の探索はどうなっている?」
これに答えたのは京都府知事の小野であった。
「海上自衛隊に要請し、周囲海域の確認をしてもらったところ、北方400km付近の海域に大きな大陸があったとのことです。」
間髪入れずに三重県知事の赤田が別の報告をする。
「こちらは航空自衛隊に協力を要請し、東部方面を監査したところ、東方800km付近に文明らしき灯りが発見されたとのことです。」
「そうですか…こちらから言うのであらば、共に異世界とおぼしき世界に来た訪日外国人、並びに在日韓国人の方々の暴動が激しいと言うことですね…こちらからは何もあまり良い情報を与えられなくて申し訳ない…」
「それではもう一つの本題に入りましょうか…」「それは関西連邦共和国の設立についてです。こちらについては関西広域連合にオブザーバーとしても参加していない香川、岡山とは既に話がついており、最後にこちらでの決議を取るのみとなっております。」「それでは議決を取ります。関西連邦共和国設立に賛成の方は挙手をお願いします。」
全員の手が挙がる…これにより関西連邦共和国は設立されたのであった。
「賛成多数により、関西連邦共和国設立とします。」「それでは会場の外で待機して頂いてる松本さんと茨城さんどうぞ入室をお願いいたします…」………
これが後にThe Great Kansaiと呼ばる関西連邦共和国の始まりだった。
「えー…たった今臨時ニュースが入ってまいりました。先程関西広域連合の会合内で関西連邦共和国の設立が決定されました。関西連邦共和国の首都は大阪、首相は現大阪府知事の松村さんということですが専門家の皆さんはどうお考えになられますか?」
「いやーねぇ、これは妥当でしょうね。時空変動が起きてしまったことによって東京とかの首都機能がある都市がなくなったのがかなり痛手でしょうが、松村知事はとても仕事熱心な方なのでどうにかしてくれるでしょうね。…」
そして日は流れる。
誤字脱字訂正、感想、pt、レビュー等お待ちしております。良ければ他の作品もご覧になってくださるとありがたいです。
また、本小説は明日より7:00、18:00の一日二回公開できるよう努力しますのでよろしくおねがいします。