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怪盗恋愛モンスター! キミの心を奪いに行きます!!!

作者: 七瀬




私の名前は、葛原 菜々絵25歳でカフェの店員の仕事をしているの!


ある時、私が働くカフェに初めてくる変なお客さんがきて、、、。

私を見るなり、こう言ったの、、、!!!


『僕はあなたに“一目惚れをしました!” 必ず僕はあなたの心を奪いにまた

ココにやってきます! それまで、僕を信じて待っててください!!!』

『えぇ!?』




この時の私は、、、。

【また、変なお客さんが来たな~嫌だな~】

・・・って! そう思っていたのだけど...。



それに、、、?

あのお客さんは、あの時以来1度もお店に来なかったのよ!


でも、その時の事を私はハッキリと覚えてて、、、!

強烈なインパクトを残していったお客さんだったから、、、!


そのお客さんの年齢は、30代後半から40代前半で。

白の上下のスエットに、黒のキャップ帽を被ってマスクも付けていたのよ!


だから、、、?

目元しか見えていなかったけど、、、?

私には、いい人そうに見えたかな、、、?


あんな風に急に言われたけど、、、?

嫌な気はしなかったのを私は覚えているの、、、。


普段の生活で、あんな風に言われることもないしね!

今! 付き合っている彼氏ですら、私に1度も言わない事を言ったの!


今、付き合っている彼氏は、、、?

5年も付き合って、その時から同棲もしているのに、、、!

好きだとか? 愛しているも言わないし、、、!

結局、付き合ってほしいとも言われないまま同棲して、、、。


この先、今の彼と結婚するのかも不安でいっぱいなの、、、。



そんな時に、こんな事言われたら、、、?

私だって! 心が揺らぐじゃない、、、!!!



・・・そして。

ついに! 3カ月ぶりにあのお客さんが私の前に現れたわ、、、!?


しかも、、、?

真っ白のタキシード姿に、真っ赤なバラを99本持ってね!


『予告通り! 僕はあなたに会いに来ました! 今度はちゃんとあなたに

僕の気持ちを伝えたくて! ここには99本のバラがあります! 99本

のバラの花言葉は【永遠の愛】です! これが! 僕の気持ちの全てです!

是非! 受け取ってください!!!』

『・・・あのう、私! 今付き合ってる彼氏がいます!』

『えぇ!? ・・・その男性の事をあなたは“心から愛しているんですか?”』

『・・・それは、』

『その男性の方が、あなたを僕よりもダントツに好きで結婚もしたいほど愛し

ているなら! 僕は身を引きます! その覚悟が彼にはあるのですか、、、?』

『・・・・・・それは、わかりません。』

『それなら? 僕にもまだチャンスがあると想っていいですよね!』

『・・・・・・えぇ!』

『やったーーーーー!!! 僕、頑張りますね!!!』

『・・・・・・』



つい、この時の私はこのお客さんになんであんな事を言ってしまったのか!?

5年も付き合って、同棲までしている彼氏がいるのに、、、。


【チャンスがあるような事を、、、。】


・・・きっと?

彼に不安を感じているから、、、!

そもそも、私の事を好きなのかな、、、?


もう、気持ちが冷めているかもしれないし、、、!

5年も一緒に居ると、、、?

会話という会話もないし、、、!


私が話してても、【あぁ、】とか? 【はあ、】とか?

ちゃんと私の話を聞いているのか、、、?


そんな上の空の会話で、、、。

どんなに、私が真剣な話をしても、彼は携帯ばかり見て聞いてないし!

【また今度!】とか言って、強制的に終わらされるし、、、!


だから、私は今! 迷っているのかもしれない...。



勿論! このお客さんと初めて会った時の事も、彼氏に話しているけど、、、?

あんまり、ちゃんと聞いてくれなかったの、、、。


一応! 今日も家に帰れば、このお客さんの事を話すけど、、、?

どうせ! 上の空で聞いてくれないんだろうな...。


『あのさ~話したい事があるんだけど、、、?』

『えぇ!? 何?』

『前、、話したお客さんがまた来てさ~今度は! タキシード姿でバラの

花束を99本くれたのよ! バラの99本花言葉は、、、? “永遠の愛”

なんだって!』

『・・・ふーん、そっか、』

『他に言う事ないの、、、? 私、他の人に口説かれてんだよ!』

『・・・そう言われても、別にね、、、。』

『もういい!』

『何? 怒ってんの? ガキじゃあるまし!』

『どうせ! 私は子供だよ!』

『・・・・・・』



彼はやっぱり、私の話に取り合ってくれなかった...。

・・・なんだか? 寂しいな...。







それから、お店に3度目のあのお客さんがやって来たの、、、!!!


『今度は! 正式に僕と付き合ってほしい! キミ以外の女性にもう

出会える事もないだろうし! “僕と結婚を前提に付き合ってください!”』

『・・・ちゃっと、待ってください! まだ、私、、、。』

『家に帰って! 彼氏と相談してください! キミの彼氏にその気がないなら?

僕があなたを奪います!』

『・・・・・・』




正直、あんな風に言われて、、、【ドキッ】としたわ、、、!

あんな事、今まで言われた事がない、、、!!!


それに、お店の中だから、他のお客さんや従業員の人たちも見てたし。

ドキドキしっぱなし、、、!


・・・それにしても?

【どうしよう?】



一応! また家に帰って彼氏に言ったら、、、?

彼が意外な事を私に言ったわ、、、!


『こんな俺だけど、俺が菜々絵の正式な彼氏だから! 俺は菜々絵と別れる

気もないし! 結婚も考えているよ!』

『えぇ!? 本当?』

『うん!』




私は、彼氏にこう言われて、、、。

目が覚めたわ!!!


私が本当に好きなのは、【彼】なんだって、、、!





その事をあのお客さんに言ったら、、、?

すんなり、わかってもらえたの、、、、。


『分かったよ! 彼がそこまで言うなら、、、僕は諦めます!』

『・・・本当ですか?』

『はい! 彼氏さんとお幸せに、、、!』

『ありがとう、あなたも幸せになってね!』

『はい!』





私は、無事に彼と結婚したわ!

今はとっても幸せなのよ!


・・・でも後で、旦那になった彼に聞いた話なんだけど、、、?



実はあのお客さん!

彼が雇った人らしい、、、!


私にプロポーズする為に、、、。

そんなの? アリなの、、、!?




最後までお読みいただきありがとうございます。

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