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ネット依存対処法

作者: 太政大臣

ニコラス・G・カー「ネットバカ」「オートメーションバカ」


シェリー・タークル「一緒にいてもスマホ」


マンフレド・シュピッツァー「デジタルデメンチア」など


数々の名著からの警告が示しているとおりインターネットへの依存は

私たちから創作に費やすべき貴重な時間を奪います。

1行でも多く小説の続きを書くべきなのにSNSにどうでも良い書き込みをし

1冊でも多く名著に触れるべきなのに質の悪いまとめサイトばかり見てしまう。

これは個人の意志の弱さではなく、

インターネットに脳神経の配置を書き換えたり

理性を司る大脳新皮質の活動を弱めてしまう

恐ろしい効能があるようです。

このへんで切り上げたほうが良いとわかっていても

タブブラウザにぎっしりとウェブサイトをつめこんで

ハイバーリンクをたどり、くだらない動画を見てしまった経験のある方は

かなり多いのでないでしょうか。

数時間後にはすっかり忘れてしまう程度の経験に、

ネットは法外な時間の請求書を送りつけてくるのです。


しかも昨今は飛躍的にモバイル端末の性能が向上し

動画や音楽が瞬時にダウンロードされるようになりました。

時間泥棒たちは手を変え品を変え、

私たちを手のひらから誘惑して広告費と個人情報をかっさらっていきます。


思い返してください、

インターネットの閲覧があなたになにかしらの能力の向上をもたらしたでしょうか?

あなたの人生をわずかでも前進させたでしょうか?

あなたの周囲の人を少しでも喜ばせたでしょうか?

こんなものが大金と膨大な時間を投じるに値するのでしょうか?


またネット依存症のタチの悪いところは

酒、タバコ、ギャンブル、薬物などのように

完全に遮断することが出来ない点にあります。

現代社会は、学業や仕事、各種の手続きで、

イヤでもネットに触れざるをえない世界になっており根本治療は望めません。


私はタブレットやスマホは駐車場の車に置いてきています。

取りに行くのがおっくうになるような状況に

自分自身を誘導しています。

これくらいやらないと、また自分の脳がネットに繋いでくれと叫び出します。

執筆は手書きか、ポメラや電子辞書などネット接続機能のないデバイスを使っています。

どうせ依存症になるなら創作依存症になったほうがいいです。

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