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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私の夢シリーズ

『私』の夢

作者: ふじつぼ

初めての投稿です……

作品に意味は無いです

本当に夢です

 黒くて何も見えない部屋。


 ここはどこ?暗くて見えないはずなのに、何かが見える。


『私』はそれが何か知っている。でも、わからない。


 だって、目の前には私がいるの。


『私』は『私』。あなたはだあれ?


『私』は私に声をかけるの。


 でも、おかしいなあ。

声をかけたの。声を出したはずなのに。


『私』の声が『私』の耳には聞こえない。


 ねえ?あなたには『私』の声は届いてる?


 私は会った時からずっと笑顔で『私』を見てる。


 ねえ?聞こえているなら何か言ってよ。


 私はずっと笑ってる。


 そうしているとね、私の後ろから見えない手が私に迫ってきたの。

 見えないけれど『私』にはわかるの。

 手が私のお腹を抱えて持ち上げる。


 ねえ?何をするの?私が暴れているじゃない。嫌なの。離して。


 手が私の背中に入ってく。


 ああ、お願い。出して。その手を出して。お願いだから。何もしないで。

『私』はお願いしたの。一生懸命お願いしたのに、手は私の背骨をズルズルと引っ張り出した。


 戻してよ。お願い、戻して。


 手は私の背骨で遊んでる。骨を組み換え、積み上げる。

 私の背骨は玩具になりはてた。


『私』が何を言っても、お願いしても手は止まらない。


 ならばと『私』は走る。『私』が取り戻す。


 走って、走って。走って、走って。

 ねえ、なぜなの?どうして?いっぱい走っているけれど、全然私に届かない。


 手の持ち主が笑ってる。

 ううん、これは嗤ってる?


 怖い。怖いよ。誰か助けて。

 手がこっちへ来たの。


『私』がいっぱい走っても、ちっとも縮まらなかった私と『私』の距離だったのに。

 手は『私』に近くなる。


 怖い。怖いの。


 手が何をするのか『私』はわかる。知ってるの。


 だって、そこに私がいるの。


 私は『私』、『私』は私なんだもの。


 手が私のお腹に手をかけた。


 これから、『私』は私になるの。


 怖い、怖い、こわい、コワイ、コワイ、コワイ。


 ふっと『私』は私を見た。


 笑ってる。とっても、安心したように。


 私は腕をあげて『私』の後ろを指差した。

 ナニヲシテルノ?ドウシテ、ワタシハ、ワラッテイルノ。


『私』の腕が掴まれた。でも、それは手じゃない。

『冷たい手』だった。『私』はわかった。知っていた。『私』は…『私』は……


『助かる!』


 手は『私』を捕まえようとするけれど、『冷たい手』はその前に『私』をひっぱった。


『私』は私と一緒に言ってやる。


「ざまあみろ!」


『私』は倒れて目が覚めた。


 アラーム鳴ってる携帯止めて、『私』は出かける準備する。

 鏡の前でターンをきめた。

 

鏡に映るのは『私』……そして笑顔の私。


さあ!出かけよう!…………その日『私』の手も冷たかった。

これを見た友人Nの一言。

「鶏の軟骨の唐揚げ食べたい。」

友人Nに唐揚げ屋さんに連れていかれた。

美味しかったけどね?

無駄に友人Nを尊敬することになりました(泣)

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