その涙は、嬉し涙のためにとっておけ。
サブタイが長く、 そして文章という。。
っというわけで、近いうち・・・早ければ次回は短いサブタイにしたいです;
では、そんなどうでもいいことはさておき、 作品の方をどうぞ!!!
「お前は俺と過ごせて幸せだったか?」
俺は静かに、雪が降り積もる中、 そっと君に言う。
すると、同じく君も静かに言った。 目を真っ赤に腫らしてだが。
「しっ、しあわせ・・・だったよ・・・」「とても、とても幸せだった・・・」っと。
君は、一粒の涙を溢した。 俺は、それを直視することができなかった。
だって、それは過去の話になってしまうけれど、 お前を愛していたのは確かなことだから。
それ故、俺はお前の涙を直視することができなかった。 胸が苦しくなってしまった。。。
だけど、それだけでは俺の覚悟は変わらない。 もう、お前は違うんだ。 お前じゃ・・・
「前にも言ったけど、俺には別に好きな人がいるから・・・」「本当にごめんな・・・?」
優しく、君を出来るだけ傷つけないように言ったつもりだ。 それで、君が傷つかないわけがないけど。
だけど、俺はそれでも精一杯だった。 だけど、もうお前は愛せないから。 お前はもう違うから。
だから、もうそんな最低な俺の為に泣かないでくれ。 お前は悪くないんだから。
お前は俺の理想だった。 完璧な存在だった。 だけど、それ故に違ったんだよ。
「俺は女に完璧を求めちゃいないんだ・・・」「だって、俺が完璧じゃないから・・・」
「だから、俺とお前とは釣り合わないんだよ・・・」「だから、別れよう」「サヨナラだ」
君はそれでも涙した。 グッと我慢して、我慢して、 それでも堪えきれずに泣いた。
君は全然悪くなんてないのに。 悪いのは俺のほうなのに。 なのに、君は・・・
雪が降り積もる中、俺達は最後の別れを告げた。
ごめんな? お前の涙を拭ってやれなくて。 ごめんな? こんな俺で。
ごめんな? こんな俺を愛してくれて。 本当に、お前は幸せだったか? 後悔はないか?
ごめんな? 辛い思いをさせちまって。 ごめんな? 苦しくさせちまって。
一体、いつからすれ違っていたんだよ。 俺等の関係は。 こんなはずじゃなかったのに。
ありがとう、 大好きだったよ。 サヨナラ、また逢える日まで。。