表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

ステータスオープン

『ステータスオープン』


そう唱えると目の前に前世でよく見た

ステータス画面が現れた。


ステータス画面には名前や身分

HPや攻撃力などの戦闘能力に関わるもの

そしてレベル、スキル、魔法など

様々な情報が出ている。


『ふむふむ、名前にはビクトルと書いてある。

身分の欄は平民だ、レベルは4となっている。』


これはかなり喜ばしい事で

そもそも村人、平民はレベルがほとんど上がらず

一生を終える事になる。


平民は魔物退治が出来ないからだ。


例えば日々の鍛錬、基礎体力を上げたり

剣や魔法の稽古など、色々実施するが

これではレベルが上がらない。


どんなに頑張っても、そう1.9999・・・・

と限りなくレベル2に近づくがそれまで。

どうしても鍛錬だけでは壁を越えられないのだ


レベルを上げるためには、実戦で敵を倒す

必要がある。しかしここも難しいところで

野生動物を狩っているだけでは、レベルを

上げるために恐らく何十年と時が経つ。

野生動物とはいえ、何人もの人間で倒すわけで

経験が分散してしまうからだ。得られる

経験も極端に少ない。


しかし魔物は違う、やはり強いだけあって

一度倒すとかなり経験が稼げる。

騎士などはレベルが5を超えるものもいる


今この世で一番レベルが高いと言われているのは

西の国の近衞騎士団長のランスという男だ

このランスのレベル7が最高と言われている。


あとは悲しい話だが稀に発生する事案で

訓練中の不幸により対戦相手から

経験が入ることも実はある。


情状酌量はあるがそれでも、普通に

今までの暮らしをするのは難しくなる。


そうすると、それを狙う輩が出てくる。

そういう悪人は総じて強いのだ。

それを捕縛する兵士もまた同じ


つまりレベル4となった俺は平民としては

異例強さとなったわけだ。


『しかもこの身体強化スキルが

 強すぎるんだよな、MP消費は激しいけど』


『しかも他にもスキルと魔法が増えてるな』


スキル欄には

New! 格闘術1、New! 蹴り技1、農業3、家事2、料理2


魔法欄には

New! 黒魔法1、New! 無属性2、身体強化2


となっている。農業と家事、料理は元々持ってたが

格闘術と蹴り技はさっき魔物を倒したから

増えたんだろうな。黒魔法と無属性ってのは

よくわからんな。


『この辺りはあとで試してみるか』


その日から身体強化魔法を使って畑仕事をして

早く終わった分を魔法や勉強に充てるようにして

自分の力を高めるのだった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ