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異世界に転生した男は手にした「最強の力」を使ってこの世界で俺Tueeeeeeee!!と言うやつをしてやりたいと思います!(表)

作者: 黒豆100%パン

この作品を見たら後に「異世界に転生した男は手にした「最強の力」を使ってこの世界で俺Tueeeeeeee!!と言うやつをしてやりたいと思います!(裏)」も見ていただけると一層楽しめると思います。


「なんだよここぉ!?!?」




その男、秋月真斗は、見知らぬ光景にそう叫んだ。真斗は先ほどまで家にいたはずなのだが気がついたらこの場所にいた。だが冷静になり「これはもしや...」と一人でに呟く。そう、これは...。



「異世界転生ってやつ!?」



よくありがちな異世界と言うやつだろう。空には見たこともない恐竜のような生物、地上にはプルプルと青いスライムのような生物。現実ではありえないような生物がウヨウヨしているのを見て真斗は確信していた。



「異世界...ってことは俺はなんかこう最強で俺Tueeeeeeeeみたいなのもできるんじゃないか!?」



異世界といえば超強いスキルなどが手に入り。それを使って無双すると言うのが定石だ。



「なんか早速手頃なやつはいないものか...?」



「グオオオオオオオオオ!」



そこに狙いすましたかのように大きな体の黒い牛の魔物が襲いかかっていた。体は傷だらけでいかにもと言う感じだ。



「よし、早速戦ってみるか!はあ!」



そう言って一発加えるとあっさりとその牛の魔物は倒されてしまった。



「なんだ?手応えのないやつだな。なんだか弱ってたような気がするな」



その牛の魔物は移動する時もよろめいていてなんだか弱っていたような感じがしたが、気のせいだろうと思った。

真斗はもっとスカッとした戦いをしたくて森の中へと入って行く。



「うーん、なんだか誰かに後をつけられているような気がする...」



真斗は後ろに何やら気配がしているような気がして、後ろをむくがそこには誰もいなかった。なのでこれも気のせいという事にしておいた。



「へへへ」


「おっ」


そこにちょうどよくチンピラっぽい奴らが現れる。異世界といえばこういうチンピラを倒すのもテンプレの一つだ。真斗はこう高らかに言う。



「命が惜しくば消えることだな」



「なんだと?こっちのセリフだ。金目のものを置いて消えなガキ」



「ガキだとぉ?舐めやがってお前らなんて一瞬だぜ」



「んだとぉ!舐めやがって!」



そう言って一人が斬り掛かってくる予想外の頃に真斗は「ひっ!」とって目を閉じるがその攻撃が真斗に来ることはなかった。周りには風のバリアが貼られていて攻撃が全く通らないのだ。



「ふふん、よくわからないけど自動的に守ってくれる最強のスキルでもあるんだろう。これなら!」



「てめえ!何しやがった!」



「知りたいか!」



「うるせえ!」


何度も斬りかかるがやはり風のバリアが貼られていてビクともしない。その風のバリアがさらに大きくなり凄まじい風を引き起こしてチンピラをあっという間に蹴散らしてしまった。



「これはすごい!これなら俺は最強じゃないか!!」だが

こう言うのってお姫様とかが乗ってる馬車を助けるのが定石だよなあ。まあいいか!さて、街にでもいくか!」



街に着くとかなり賑わっていた。住人が道を忙しそうに右往左往しているのが見える。



「ん...?なんか俺の事みんな見てるな」



道を進んでいくとなんだか見られているような感じがする。だが真斗は「きっと俺の凄さを見て話し合っているのだろうな」と考えてそこまで気にすることはなかった。


「とりあえず魔物と戦うのに剣がいるな...あそこでいいか」



県の看板が描かれた店に入ると武器や防具がたくさん置いてあった。真斗はその中の小さな剣を一つとって店員に聞いてみる。



「あの、これって」


「ああ、それですね。それは...」



なんだかよそよそいしい感じの店員だ。



「あ、お金...どうしよう」


真斗は重大なことに気付いた。店に来たはいいが、お金など持っていないのだ。「はあ」とため息をついて真斗が帰ろうとすると、店員が声をかけてけてくる。



「無料でいいですよ」



「本当ですか!?」


「はい」



「ありがとうございます!」



そう言って剣を受け取って外に出る。真斗は「これも俺の実力ってもんかな?」などと考えていた。

そしてふと、店員にこんなことを尋ねる。



「この店って裏口とかあります?」



「ええ、ありますけど」



「そこから出ることはできますか?」



「はい」



その唐突な提案に店員は不思議そうにしたが真斗は裏口から出る事にした。その理由はやはり誰かにつけられているからだ

先ほどから人の気配がするとは思っていたが、やはりあれは気のせいではなかった。裏口から出て人混みに紛れながら外に出る。しばらく人混みを抜けていき、出口を見つける。真斗が街外に出るとキョロキョロと見回して人の気配がしないことを確認し安堵した。



「さて、誰なのかわからないが追っても逃げ切ったし誰かと戦いたいなあ!!」



「グオオ!!」


「お、あいつでいいや」



そこにいたでかい一つ目の魔物を見てそう言うと、その魔物に近づく。一つ目の魔物は真斗を発見すると勢いよく襲いかかってくる。



「へへ〜ん!俺はバリアがあるから無敵だもんねー!!!」



そう余裕ぶって何もしないでいるとその一つ目の魔物が拳を振り上げてくる



「え?」


真斗は、その拳に衝突し向く側に吹っ飛ばされていった。

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