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猫の日
『猫の日1』
「今日は猫の日みたいだよ。」
「猫よりも猫してる私。つまり、私の日。」
「こたつから出れないだけでしょ?いい加減、こたつ片付けるよ?」
「私から楽園を奪おうというのかね?」
「最近、ぐうたらがすぎるからね。それに下何も履いてないでしょ?」
「暑いから。」
「そっかぁ。なら、そろそろ人間辞めそうだから、今、こたつ片す。」
「鬼め!!」
「はいはい。鬼で結構ですよ?ヨイショ。」
彼女の後ろに陣取る。
「何?」
「わかってないなぁ。今から、力ずくで引きずり出すんですよ。」
「いやぁーだー!!」
『猫の日2』
「うぅ、、、」
「こたつ片付けたくらいで泣かんでも。」
「僕くんの鬼。悪魔。」
「はいはい。まずは下履いてからね?靴下も履くんだよ?」
「・・・」
「もーお!!」
肩にかつぐ。
「なに!?なに!?」
「面倒だから連れて行く。」
「恥ずかしいから、自分で歩く。」
「うるさい。黙って連れて行かれろ。」
尻を叩く。
「お尻叩くな!変態!」
「こたつの中で下履かない人に言われたくないです。」