夢だけ食らう
夢だけを 食べる
現実は ポイッと
捨てる
おいしい夢だけ
食べる
まずい現実は
捨てる
そりゃあ消化も
良くなるわ
おいしい夢だからね
ところが
食べれるのは
まずい現実だけ
しかも超限定の現実
おなかの調子も
悪くなるはずだよ
まずいものを
気分悪く食べるからさ
人間の世界には
現実と言う代え難い
やっかいな食べ物があるから
ついつい消化不良に
おちいる
それでも人間さんたちは
現実を 食らう
あえて 食らう
心には 良くないよね
それでも 現実からは
逃れることは
出来ない宿命を
たくさん持ちながら
進行して行く人生とならの道のりを歩む
大変だよな
夢すら 食べさせては
もらえず
現実と言う厳しい空間にしか身を置けず
空想とか仮想とか
気分が 良くなる場所へは到達出来ず
心は 閉鎖してしまうぐらいに 重い
軽くしてやれよと
叫んだところで
変わるものではない
超現実社会
置き去りにしてきた
大切な心は どこに
行ったのか
知りたい
もう一度だけ 心と
一緒に向かいたい
この現実と言う空間を
自分の心で向かいたい