1-9白猫の真実
壁から逃げた誰かを追いかけるように生徒会長室を後にした団体。しばらくの沈黙の後、奥に隠れてた大和達が出てきた。
大和「あんなところに隠し部屋があったとはね」
颯斗「そういえば、いろんな所を弄ってたな。あの数十分で部屋の構造を全部把握したのか」
舞白「この穴、はめ込み式になってるよ」
???「爆発音の代わりに私のパソコンから音声を出してたみたいですね」
大和「とりあえず早く直そう。また来られると面倒だし」
急いで零二が作った穴を埋め、作戦会議が始まった。
大和「まずは、貴女のことを知らないといけない。貴女にとっても今頑張ってる彼のためにも」
名前のわからない彼女は零二が残した資料を元に説明を始めた
???「…彼が残した資料を見ると、私の名前は言霊 奏音。生年月日は1980年5月6日。現在は2020年…」
颯斗「おい、ちょっと待ってくれ。もう学生ってレベルの話じゃない。しかも1980年って…」
大和「この学校の創立年ね。しかも、創立1ヶ月でこの人を雇ってる」
舞白「40…零二の両親と同期に当たる。ということは零二とは無関係!?」
颯斗「じゃあ誰なんだ奏音の親は。それに見た目が学生だ。これじゃあ…」
奏音「これが最後の資料です」
奏音は読みたくないのか大和にその資料を渡した
大和「いいんですか会長?」
奏音「奏音でいいよ。見ただけじゃ受け止められないから大和さんが読んでください」
大和「…私も大和と呼んでください。それでは後腐れなくしっかりと読みます」
大和は資料を開け内容を確認し、一呼吸してから
大和「言霊奏音は言霊 純夜の妹である。但し、人工受精により生まれた存在である」
大和は静かに、それでいて少し嘆くような声で真実を伝えたのであった




