始まり
私って今幸せなの?本当にこのままでいいの?何かを変えたいの?そのままでいいの?
自分がどうしたいのか分からない。何を思っているのかが分からない。
でも後悔はしたくないから出来ることはすべてやり遂げよう。
「キーンコーンカーンコーン……」
はぁ、ようやくテスト終わった…。家に帰ってまったりしよう。
「楓、一緒に帰ろう!」
…ん?夢花か。
「うん、帰ろう。」
この子は林 夢花。小さい頃から一緒にいてくれる女の子。生まれつき栗色の髪でくりっとした目で低身長で本当に可愛らしい子だ。私とは違い男子にもてもて……。私といたら勿体無いくらい羨ましい存在だ。
あっ、言い忘れてたが私は真城 楓。夢花が言うにはクールで大人っぽい、だそうだ。本当にそうなのかは知らないけど…。
「ようやくテスト終わったねー。いつも思うけどここの学校って1日1教科だから勉強が嫌になっちゃうね〜。」
「そーか?私は結構助かってるぞ?1教科だけだから一夜漬けが出来るぞ?」
「もー、楓は一夜漬けなんかしなくても大丈夫でしょ?だってー、もう次のテストの勉強、終わってるんでしょう?」
「そんなの当たり前のことだろ?」
「全然当たり前じゃないよ〜…。その考えをする頭が欲しい。……あっ、着いたからここでね。ばいばーい!」
「うん、またな。」
家に帰ったら何をしようかな。
「…〜〜だ〜。また〜…」
声がするな。誰かいるのか?そう思ったから顔を上げ耳を傾けた。なんだ、20代くらいのリア充という名のカップルか。
「ねー拓馬。これからどこ行くー?」
「そうだなー、星バックスでも行くかー?」
「うん!新作飲みたい!」
楽しそうな会話で羨ましいな。私もリア充という名の者になってみたいな。この男は拓馬っていうのか………⁈
た……くま?何か聞き覚えがある名前だな…。忘れてはいけない名前だったような……。…まさか…⁈
この物語の一部は私の実体験です。途中からは私がこうなれたらいいなという想像物語となっていました。
皆さんは私みたいな後悔が残らない様に日々リア充になって下さい。