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答えはない。求めてない。

作者: 松川φ(゜゜)ノ゜

知らない。

聞かない。

分からない。

言えない。

そんなの全部、『くだらない。』


必要ならそうした。

でも、そうしなかったのはそれを求めていないから。

それが答えじゃないから。

そうしてなにもかもしなくなった。

答えを見つけるんじゃなくて、なにもしなくなったんだ。

笑うことも。


私はいつも笑顔でいよう。

それが私の普通だ。

そこになにを言われようと、なにを求められようと、それを変える気はない。

だって正しい私なんてないもん。

私の正解は私が決める。

それが唯一私が導きだした答えだろう。

求められることをほいほいとやっていたら、私は私じゃなくなるだろう。

私というものを成り立たせるために私は求められても答えない。


なんてへりくつをこねていると、チャイムの音が教室に鳴り響く。

そして手元にあった数学のテストに目をむける。

ちょうど証明をする問題のところから白紙だった。

答えを求めても、答えは私を求めてない。

そんなことを思い補習を覚悟した。

私は赤点なんてとったことはないですよ?

本当ですよ?

たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。

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