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羊の三題噺。

【三題噺】つまりはキリンによって最終陥落。

作者: シュレディンガーの羊
掲載日:2013/04/30



「深谷さぁ……なに考えてんの」

「なに、とはどういう意味だ」

「ここどこよ」

「貴様こそなにをとち狂ったか。ここは動物園だろうが、なんなら貴様の名前も教えてやろうか久瀬」

「うん俺、久瀬だねー知ってるー。加えて言えば今のは疑問じゃなくて反語だったんだけどなー」

「なんだ、言いたいことがあるなら男としてはっきり言」

「なんで和服」

「は?」

「なんで和服? てか、なんで着物? 動物園のドレスコードって基本和服だった? え、なに俺がおかしいの」

「……そんなに変か?」

「いや普通、動物園に和服着てくるとか思わないよね」

「母にデートに行くと言ったらこれを勧められたんだ」

「え、」

「ちなみに動物園に行きたいと言ったのは友人の助言からだ。可愛らしいからと」

「え、え?」

「だがすまない。動物園に着物禁止だなんて知らなかったんだ、許してくれ」

「いや、え、ちょ、とりあえず頭あげて」

「なんだ」

「つまりなに俺に可愛く見られたかったの……?」

「そういうことになるな。動物園も着物も別段興味ない」

「なんだ、そういうこと」

「飽きれたか?」

「いんや。なんかときめいた」

「そうか。なら計画通りだ」

「じゃ、動物園に興味ないなら別のところ行くか。この前言ってた映画とかどう?」

「いや、実は見たいものがある」

「ん?」

「じ、実はキリンが、見てみたくてな」

「……」

「? どうしたんだ、久瀬?」

「やば、」

「なんだ、どうして急に顔を隠すんだ久瀬」

「なんでもない、とりあえずデートなら手、繋いどく?」



とりあえずこの子を逃がしちゃだめだと思った瞬間のはなし。




三題噺として書きました。

キリン、和服、恋愛。

縛りは会話文だけで。



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