アレンジ特訓 12回目 1
この料理研究部の活動も今年最後。次の部活は新年初部活になるそうだ。ただ、それは学内での活動はという意味と聞く。どういう事かと思ったが理由はすぐに判明。説明の仕方が
悪かったかな、今日の部活終了後に教えてくれるって。
「今日は一段と冷えるわね。しばれる~。最高気温もマイナス5度位とか?」
「それって北海道の平均最低気温に近いですよね!? 最低マイナス13度……」
そんな気温だったから毛皮のコートやセーターなどを重ね着。室内と室外の気温差は激しいのが普通だから重ね着を脱いだりして少しずつ体を慣らした。
「こんな日は温かい飲み物が欲しいわね。有音ちゃんなら何を飲む?」
私達は家庭科室《部室》へ続く廊下で会って一緒に部室に来ていた。真奈先輩の質問は話題として最適かも。
「そうですね、体を温めるのに良く飲むのはショウガ湯でしょうか。慣れて来たら美味しいと感じて日課に。ホットミルクなんて心安らぎますけど体を温められない印象ですね」
私の意見を聞いて、真奈先輩が何かを納得してる! 先輩にまた何か質問されるかなと待っていると――――
「有音ちゃんの言う通りね。ホットミルク、それから緑茶やコーヒーも最後には冷えにつながるらしいわ。そんな訳で温かい飲み物のおすすめでも聞く?」
私は興味があるので端的に「はい」と応える。それを待っていたかの様でその話に移った。
「ショウガ湯は予想通り、体を温めるのに効果ありよ。しょうがの成分が血行促進するみたいだから。他は?」
問いかけられた私は思いつく限りの飲み物名称を出す。
「温める成分の名称までは出てきませんが、紅茶やココア。プーアル茶、烏龍茶など発酵した飲み物。きな粉やはちみつを入れると更に良いといったところでしょうか」
「そうね! もう少し詳しく話すわ」
先輩が体を温める飲み物の成分について話し始めた。要約するとお茶の中でも発酵したもの(茶葉は茶色が基本らしい)が良い。紅茶としょうがの組み合わせとかはWの効果
があるとか。ココアは血管拡張作用、血流改善に良いという研究データポリフェノールにテオブロミン。ココアの場合は体が冷える前の方が良いんだって。
1ヶ月に2回更新が出来ていない時は話の続きにつまっているんだなとでも思ってやって下さい(結構書ける時もあれば、なかなか書けない時もある)
本日は15時にもう1回更新




