アレンジ特訓 22回目 4.
たれ作りから
たれの材料を耐熱容器に入れて良くかき混ぜ、電子レンジで1分20秒加熱。加熱後も固まらない様にかき混ぜる。
「ご飯でお団子を作るならこんな感じね」
ご飯を温める。ボウルに入れた水で麺棒を濡らしてつく。多少つぶれたら水とかたくり粉を各30グラムずつ入れて再度つく。粒が目立たない様になった、そう感じたら水で手をぬらしてからしばらくこねる(一塊になればOK)
「これから丸める段階。手をぬらし直して形を作るの」
団子にしたのは沸騰したお湯に入れ、浮いてきたら氷水にあげて冷やし、冷えたら水きり。
「タレをかけてどうぞ一口」
誰かに渡すかの様なジェスチャーをしてお皿に盛りつける先輩。作り方を見て学んだ私。こっちもお団子作りしないとね。
「トロトロ具合を意識したお団子を作るつもりです」
さて手を動かさないと。白玉粉を220グラムをぬるま湯170ミリリットルに入れて混ぜ、一口大の大きさに丸める(約30個作る事が可能)
ゆでた後にフライパンで焦げ目をつけよう、串団子にする。
「後は基本のタレ作りですね」
鍋でしょう油とみりん各30ミリリットル 砂糖を60グラム これを沸騰するまで煮る。沸騰後は大さじ1の水溶きかたくり粉を入れて弱火で透明感が出るまで煮ておきましょう。
「火の通りが良いと判断したらタレを塗って完成です。試食会に移りましょう」
食後のお団子なので冷蔵庫に入れる事にする(祖熱が残っていたら置きっぱなしも悪くないかも?)
先輩が「早速食べるの? 食いしんさんね」と言うので「違います」と私はむくれる。
真奈先輩は「冗談よ」と笑った。
机に2人の料理を並べていく。最初は相手の作った料理を食べてから確認を含めて自分の料理を食べるといういつもの行動、どうやら自然とルーティン化している。
「まずはスープからいただきます。この優し気な味が良いですね」
スープで口を湿らせてから鶏飯を食べてみる。鶏飯にスープの味が染みこんでいくのを感じて幸せだ。そしていつの間にやら作ってあるこれは何だろうか?
「ちょっとした工夫がしてあるのよ、わかるかしら?」
先輩に言われて私は少し考えた。見た目はただのみそだが匂いなどに違いがある気がする。
「みそに味付けしてあるからね。比率はみそ大さじ3 酒と水を大さじ1 砂糖大さじ4って所」
「なるほど。煮るんですねこれは」
「そうね、煮立たせて2個分の溶き卵を入れたやつ。みそは今の見た目で完成かな」
この味わいなら鶏飯と一緒でちょうど良いという味に。という事はみそ味が活きる食材なら何でも美味しそうだ。例えばにんじん、玉ねぎ、大根、葉もの、ナスや各種の肉や魚など。
「ゴマやネギを使用してみそおにぎり、お粥に少量の味付けのためのみそ、野菜スティックなども合いそうです」
私の意見に賛同する先輩、こういう意外性あるのにも使えると教えてくれたのはこれ。
「おもち 冷やし中華、手巻き寿司、ほうれん草の味付けにとかなんですね」
「うんうん、後はこのメンマをどうぞ」
図らずもご飯をいっぱい食べたくなるピリ辛味付け。白菜とメンマの素材の味を辛味で引き締めた感じで箸が進む。