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アレンジ特訓 17回目 4.


 大根とさつま揚げのみそ汁

大根 15cm(約8分の1本)さつま揚げ 3枚 水1000ml みそ 大さじ2杯半(半分0.5gは好み)だし 小さじ2杯半 小ねぎ1(好み)


①大根は千切り。さつま揚げは食べやすい大きさにカット。小ねぎは小口切り

②鍋に水を入れて大根も入れる。沸騰して来たらダシを入れてさつま揚げも入れる

③みそを溶き入れて味付け。小ねぎもちらそう キャベツを入れても美味しい


「お互い料理が出来ましたね。取り替えっこしましょう」

 私と真奈先輩の献立を取り替える。そして私達は魚のおかずを食べていく。ふと先輩の食べている魚に注目すると魚の食べ方が美しいのに気づいた。対する私は細かい骨に苦戦していた。

「さばでもウナギみたいなかば焼きを作れるんですね」

「それの事だけど、さばの脂の加減はしょうがで調節可能。臭いが好きじゃなければ熱湯冷水の順で洗うと良いのよ。今日はやってないけど」

 私は会話中もさばの骨取りをしていた。どうも取り切れていない気がして食が進まない。こういうのはイライラしてきちゃう。そんな私の気持ちを先読みした様な事を先輩に言われてしまう。

「有音ちゃんも魚の骨取りに苦労しているわね。じゃあ私が上手い魚の骨取り方法をレクチャーしましょう」

 そう言ってもう1尾さんまを用意して手早く焼いた先輩が骨はこういう風に取ればいい。多くの魚をキレイに食べられる様になると教えてくれた。

「順序立てた説明をさせてもらうとこうよ」

 ヒレを取る、中骨に沿って身に箸を入れる、頭の後ろから尾まで食べ進む、中骨を持ち上げられる段階で骨をはずす、尾やヒレは魚のふちへ。

「何となくわかったかしら? 魚の中央から箸を入れると言った方が中骨よりわかりやすかったかもだけど」

 教えてもらった通り、もう一度焼き魚を作って試す事にした私。こういうのは実践するのが一番だよね。

「あまりストレスなく無駄のない食べ方。食事中にムカッとすると食事が美味しく感じられなかったりもする。勉強になったわね」


  自分からマナーの話をしたので今回の活動内容に文句は言えない。でも恥ずかしい一面も見せたのは事実なので先輩の顔を見てお礼を言えず。私はどうにか深々と頭を下げてすぐ走り去った。


                 ◇                ◇

 後日の話

私は学んだ事を活かしたくて家でも朝ご飯を担当すると積極的になって魚料理を中心に作り続けて来た。なにげに魚の骨取り技術を家族にレクチャーしたりして和食のマナーは自信出て来たという感じを覚える。そんな私に別の試練が。

学園のマナーの先生が大体行う復習で『和食マナー』の確認をすると思っていた。だけど、まれにする予習『洋食マナー』チェックと言われて。


 多くの生徒も同様だが、ナプキンの使い方からしてダメ出し。ナイフやフォークの置き方、グラスやカップを持ち上げる際に小指をピンと立てない、フルコースにも食べ方がある、

アフタヌーンティーのサンドイッチやスコーンにも食べ方があるなど。


(色々ダメ出しされてトホホッ)

 私の心中はそんな気持ちだった。



※マナーが必要な場所に誰かと行く機会がある場合はさりげなく伝えてあげましょう。準備出来ますね。




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