アレンジ特訓 16回目 5
「もう一つ作るよ、この白菜でね」
メインは白菜、大鍋と調味料などを用意。最初は白菜を2センチ幅位に切る。大鍋に油をしいて白菜を炒める。そこへ水2カップと顆粒だし小さじ1と料理酒大さじ2を入れる事。
少し煮たら短冊切りにした油揚げを入れて更に煮る。
「まだ煮るよ」
白菜がしんなりしてきたら味付け。醬油4分の1程度だ。その後を中火で煮続けて味を調節。白菜と油揚げ、どちらでも良いが何度か味見。味が染みたと思ったら出来あがり。
風良先輩の話によると、この煮びたしの具にちくわ又はしいたけを使うのも美味しいよとの事。
「そうそう、油で炒める作業を省いても構わないよ。少しヘルシーさを感じる味に変わる程度かもって所だから」
さて、そろそろ私も作り始めないとね。じゃがいもと豚バラ肉を中心にしたおかず。作り方はこうね。
「じゃがいもの芽取り、皮をむく、やわらかくなるまでゆでる作業を終わらせたマッシュ状のじゃがいもを用意。豚バラは一口大に切っておいてね」
続けるよ? お鍋にだし汁11カップとすりおろししょうが1かけに料理酒2分の1カップ。それから砂糖とみりん、しょう油大さじ2を入れて煮立てよう。
「料理酒のアルコール分は数分煮ると飛ぶの。そしたら豚バラ肉を入れるっと」
豚バラ肉が色づいたらマッシュじゃがいもを加えるという順番。しばらく木べらでかき混ぜよう。味が染みる位まで煮てね。
味の染み込み確認方法
木べらですくった時にマッシュポテトが落ちるのが合図。
出来あがりの時に青ネギで彩りを加えるのも良いだろう。
「うーん、他のおかずも作ろうかな」
「そこの材料から見るに、僕と作った事があるおかずだね。悪いけど作り始めちゃってるよ」
奏が作り出したと言ったのは蒸し鶏ときゅうりを使ったおかず。それならと私はサポートに回る。サポートしてあげるにしても少し手伝ったら工程少ないからもう終了。後片付けでもしようっと。
奏が鶏むね肉400グラムを電子レンジで蒸し鶏(裏表4分ずつ)、その間にきゅうりを棒状に切っていった。