アレンジ特訓 16回目 3
断る理由も必要もなし。全員一致で作る発言。奏の祖父から詳細を聞くと、災害の種類は好きに選択する事。それによって対応が変わるからだって。私達は自分達の住んでいる地域でどの知識が特に重要かと話し合う。雪害、落雷、津波、火災、地震、台風など。一応この対策が良いと決めた上で一般対策の整理開始。
○雷害の場合
・基本的に建物の中は安全。金属部分は触らない事。車も安全、修理は必要だろうけど命にはかえられない。
・平地しかない場合
しゃがんで頭を下へ。両手で耳をふさぐ。
※足の両かかとを合わせる。つまさきで立つ(地面との接点を小さくするため)
○津波対策で大切なこと
非常用持ち出し袋が一番
金庫に持っていけない(かさばる)貴重品や必需品を入れておく習慣づけをしよう。
例え流されたとしても手元に戻ってくる確率が上がる
○火災対策で大切なこと
家の外に紙束や新聞、ダンボール類を置かない。家の布や自転車カバーは難燃性にしよう。放火予防につながるかもしれない。
○地震対策
家具などの固定、ガラス飛散防止をするだけでもだいぶ違う。懐中電灯やラジオは用意したい
◎雪害対策
場合によって停電するかも。吹雪の日が数日続いたら? に備えて買い置きしておきたい所。
「吹雪が続いた時の買い置き食品、それを使ったレシピを作ると決まりました」
風良先輩が先に伝えたい事を言う。もちろん震災にあった場合に助け合いは大切。でもまずは自分達が余裕を持たないといけない。
私がその話の続きを話すようにうながされる。
「後は任せるよ」
「風良先輩!?」
学園生活中なら吹雪後の天気急変に注意しながら安全確認。配管が凍結していないか(むき出しのものは保温材を巻きつけよう。自分で不安なら指定給水装置工事事業者に依頼。
ただし有料です)給水管の凍結はぬるま湯で徐々に)それから備蓄食料を倉庫から出す。3日以上避難生活が必要な状況なら、缶詰材料のアレンジを考える、味気ないものになるのを防ぐといった所だろうか。
「学園の畑で作っている野菜も使わせてもらえるだろうね」
「早速軽いものから作ってみるよ」
私は奏によろしくねと言って作っている料理を見せてもらう。作るものは白菜とツナ缶を使ったものみたい。
次の更新予定は10月下旬
いや、11月下旬? かなといった所です(未定)