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始めての部活

 ご意見を頂いたので最初の方に修正(編集)しました。


この番外編から本編も観たいと思ってもらえる事が理想!

 小学校の時から幼馴染の奏に料理についての話をいっぱいしてもらってた覚えが強い。最初の内はわからないような料理の話でも何度も聞いている内に私も料理に興味を持ってきた。そんな私達だから料理専門の学科がある学園に入学したのは当然の成り行きかもしれない。


 更に料理専門学科のある学校なのに料理研究部に入部したのには理由がある。この調料学園の入学式の帰宅時に奏と一緒に料理専門家の人に声をかけられたから(どうも昔から知っている気がするんだけど奏は覚えがないみたい。奏の家から何度か見かけた覚えがあるんだけど他人の空似かな?)その声をかけられた理由は小学生達が『ちょい足しクッキング』で想像つかない美味しそうな事をしているのを見せるつもりだったからとか。


 奏は最初から料理研究部に入部予定だと聞いていたけど、私はいろんな部活があるし授業以外では料理に関わらなくてもいいかなって思っていたんだけど、考えが変わった料理イベントの見学だった。


 私達(これは奏と有音のこと)が料理研究部に正式入部した次の日からの話――

調料学園家庭科室。ここでいつ料理対決に呼ばれるかわからないので、今日は風良先輩と奏をどちらかの家で修行してきてと追い出して女子2人での部活だ。やわらかい雰囲気の真奈先輩が、子犬っぽい愛らしさでほっとけない印象のある(この印象は真奈先輩補正がかかっている)私に料理の事を教えてくれようとしているところである。


「有音ちゃんは料理を出来はするんだけど、自信がないタイプなんだっけ?」

 

 聞かれて当然な部分はあるとはいえ、私はそう言われるのにまだ慣れない。


「そう……なんです。近くに料理得意なあいつがいるから」

「うるわしのあの人に一泡吹かせたいって思う?」

 

 わざとらしく真奈先輩が、私に意地悪な質問をしてきた。


「なっ……それとこれとは話が……」

「ごめんごめん。多分有音ちゃんは基本的料理なら誰にでも食べてもらえるレベルくらい腕前あると思うのよ」

 

 過大評価に思えて、私は真奈先輩に評価し過ぎだと遠慮がちに声をかける。


「私なんて全然ですよ、部長」

「部長じゃなくて先輩でいいわ。そうねーっ、料理は楽しんで作らなきゃ。今からアレンジ料理に取りかかりましょ?」

 

 私は真奈先輩の意見を聞いて、何よりも経験を積む熟練の道に憧れた。


「わかりました。いろいろと作ります」

 

 私がやる気を出したって事には嬉しいと思っているみたいだが、真奈先輩は私に方法は任せて欲しいと言ってリードすることにしたみたいである。


「何の料理をアレンジするのかっていう疑問もあるでしょ? 今回は野菜サラダにしましょう」

 

 実際は野菜一つ取っても、糖度がどうとか新鮮な野菜の見分け方とかありはする。だが、真奈先輩はそれについて言及しなかった。


「基本の野菜サラダはキュウリ・トマト(またはプチトマト)・レタス・ゆで卵くらいの材料よね。味付けはドレッシングまたはマヨネーズだけどこれ以外の味付けも考えてみてね?」


 まずはゆで卵だけ10分前に沸騰したお湯に入れていたので、真奈先輩が作業をしながらほんの数分でサラダを作ってこのサラダにどんなアレンジをするかと尋ねてくる。


「ええ? どうしよ。出てこないです」

 

 その私の答えは予想されていたようで、真奈先輩が愛想笑いで応じた。


「まあ、そうよね。でもこれからは料理研究部の一員になったからには料理コンテスト参加はいつでもOKという状態にしないと」



 まだまだ料理の腕前に自信のない有音ちゃんが真奈先輩に多くを学んでいくという話になるかと思います。


どういう内容になるかっていうのを分割しました。


文章量、少し短めです。

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