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追放された無能職の俺、実は世界唯一の隠しスキル持ちでした  作者: 双鶴


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第7話 追放した側との再会、そして“ざまぁ”の瞬間

ギルドの扉を開けた瞬間、空気が変わった。


ざわ……ざわ……


視線が一斉に俺へ向く。


「レオンだ……!」

「ブラッドウルフの群れを殲滅した英雄……!」

「新人でBランクってマジかよ……!」


街の人々の視線は、

かつての“無能扱い”とはまるで違う。


アイリスが隣で微笑む。


「レオン。

 あなたはもう、この街の“中心”よ」


胸の奥が温かくなる。


(……俺は、本当に変われたんだ)



そのとき――


ギルドの奥から、怒鳴り声が響いた。


「ふざけるな!!

 なんで俺たちが依頼を受けられないんだ!!」


聞き覚えのある声。


ガイルだ。


受付嬢が困ったように答える。


「ガイルさん……あなたたちの評価は急落しています。

 最近の依頼失敗が続き、信用が……」


「レオンがいないからだろ!!

 あいつを戻せば――」


その瞬間、ガイルの視線が俺を捉えた。


「レオン……!」


ギルド中が静まり返る。


ガイルは歯を食いしばり、俺へ歩み寄る。


「レオン……戻ってきてくれ。

 お前がいないと、俺たちは……!」


俺は静かに言った。


「……俺はもう、お前たちの仲間じゃない」


ガイルの顔が歪む。


「頼む……!

 俺たちを助けてくれ……!

 お前がいないと、パーティが崩壊するんだ……!」


アイリスが一歩前に出る。


「あなたたちが捨てたのは、

 この国で最も価値ある人よ」


ギルド中がざわつく。


「最強剣士アイリスがそこまで言うのか……」

「レオンって、そんなに……?」


ガイルは地面に膝をつき、頭を下げた。


「レオン……!

 頼む……戻ってきてくれ……!」


その姿は、かつて俺を追放したときの傲慢さとはまるで違う。


俺は静かに言った。


「……俺を追放したのは、お前たちだ」


ガイルの肩が震える。


「すまなかった……!

 本当に……すまなかった……!」


「謝罪は受け取るよ」


ガイルが顔を上げる。


「じゃあ……!」


「でも――」


俺ははっきりと言った。


「お前たちのところに戻る気は、一切ない」


ギルド中が息を呑む。


ガイルの顔が絶望に染まる。


「な……なんでだ……!

 俺たちは仲間だっただろ……!」


「仲間なら、追放なんてしない」


ガイルは言葉を失う。


俺は続けた。


「俺には、俺を信じてくれる仲間がいる。

 俺を必要としてくれる人がいる。

 だから――」


アイリスが俺の隣に立つ。


「あなたたちの出番は、もう終わりよ」


ガイルは崩れ落ちた。


「レオォォン……!!

 戻ってきてくれぇぇぇ!!」


だが、その叫びが届くことはなかった。


ギルドマスターが静かに告げる。


「ガイル。

 お前たちのパーティは、本日をもって“解散”とする」


ガイルの目が見開かれる。


「な……!」


「レオンを追放した判断が、

 お前たちの全てを狂わせた。

 責任は取ってもらう」


ギルド中がざわつく。


「終わったな……」

「自業自得だろ……」

「レオンを追放したのが運の尽きだ」


ガイルは震える声で呟いた。


「……俺たちが捨てたのは、

 本物の“英雄”だったのか……」


その言葉を最後に、

ガイルは完全に崩れ落ちた。


俺は静かに背を向けた。


「行こう、アイリス」


「ええ。

 あなたの未来は、ここからよ」


こうして――

**追放した側への“ざまぁ”は、完全に終わった。**


だが、俺の物語はまだ続く。


次は、

“国最強”への道が始まる。


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