7階層へ...
81話完成しました
ちょっと今回は最初の設定を修正という意味で書きました
リク達3名は、凄まじい音を聴きながら転移先でゆっくりと目を開けた
「にゃんとか転移は成功したんスね」
「そうですね あの水蒸気爆発から逃げれたのが転移が成功した証拠です」
「でも、イメージしていた転移先とは少し離れていたわ《風》の...あ、あった 本当は傍に転移のつもりが少し離れていたしね」
「まぁ仕方にゃいんじゃにゃいッスか? 突然の出来事ッスし...」
カエデは、片方の《風》を無事に吹雪いている雪の中から見つけ、もう片方の《風》と融合させた
「さっきの分裂の感覚を思い出せば、武器の変形も出来ると思いますよ」
「なるほど、あの感覚を武器の変形にも...」
「それにしても、結局助かったもののあの火の球の攻撃はさすがに止めて欲しかったですよね」
「そうね ネオのあの攻撃は結果的に助かったけど、爆発する危険性を考えていればあの場からの脱出のサポートをして欲しかったわね」
「爆発すると思っていにゃかったッスけど、あの規模の爆発に巻き込まれなくて良かったッス...」
カリンは、爆発の現場を上から覗き込み爆発の威力を感じ取った
「そういえばカエデは、何で俺達があそこにいる事を知ったんですか?」
「そッスそッス、何で分かったんスか?」
「それは私達に飛ばしたコウモリ達があの場所に導いてくれたのよ」
「あ、それは私も同じッス! 階段を見つけてこの階層の入口に戻る際に飛んでいるコウモリに出会って導かれたッス!」
「コウモリ達が自主的に...動いた...そんな命令をしていないのに」
遣わせたコウモリ達が自主的に、主であるリクの下までカリン達を導いた事実に違和感を覚えた
だが、その違和感を考える事は一旦やめる事にした
「それよりも今はネオさんと合流して、この階層から離れましょう 面倒なモンスターが来る前に」
「ッスね、もしヴカが生きていたら必死に追いかけてくると思うッスし...」
「え?なになに?あの鹿モンスターと戦う前に誰かと戦っていたの?」
リクは、カエデが来る前までに起きた出来事を話した
・・・・・・
「なるほどね、『雪血』を入手した経緯はサエルから聞いていたけど、こんな場所で遭遇するとは... それでそのヴカはどうしたの? 私が到着した時は見えなかったけど?」
「あ・・・確か、頭から積雪に突っ込んで...あれ?それからヴカ見てないな」
「リク君が地面を血液に変えてから...あれ?そういえばヴカの所は血液に変わっていにゃかったような」
「つまり、ヴカってのはあの水蒸気爆発に巻き込まれた可能があるってことね」
リク達は、改めて爆発現場を覗き込んだ
「まぁ因縁はありましたが、巻き込まれてもどうとも思いませんよね」
「ッス、共闘するにゃがれでも積雪で身動きが取れにゃくにゃっていて、ヴカはいてもいにゃくても一緒ッスよ」
「つまり、もし殺られていても気にしなくてもいいのね じゃあネオと合流して先を進みましょうか」
「ん、爆発威力ヤバいヤバい」
ネオを除いたリク達3名は、突如として聞こえたネオの言葉に驚いた
「って、ネオさん!何時からそこにいたんですか!」
「ん、少し前からいたいた」
「それにしてもネオさっきの火の球は何で放ったのかしら?」
「リクリク達が危険だったから、目眩しの意味も込めて放った放った」
「危険だったのは事実だけど、爆発の危険性は考えなかったのかしら?」
「危険性考えなかった 助ける為に発生する多少の危険は仕方ない仕方ない」
「他の魔術でも良かったんじゃない?例えば風魔術で切り裂く、でも全然対処は出来たわよね?」
「ん、そんなの考えていたらリクリク達は今頃殺られてた殺られてた!」
「だから!ネオは色々な魔術を使えるんだから、火じゃなくても良かったのよ!臨機応変に動く事を意識しなさいよ!」
「《血液創造 鎖》《血液操作》 2人とも少し落ち着いてください」
ネオとカエデの会話が徐々にヒートアップしていくのを感じた、リクとカリンはこれ以上衝突し合わないようにそれぞれを止めた
「ッス、お姉ちゃんもネオさんも落ち着くッスよ! 結局あの爆発には巻き込まれずに済んだッスし、お姉ちゃんはもう追求するのは終わりッスよ」
「えぇ、カリンの言う通りカエデの転移で俺達は助かったわけですし、これ以上この話はしない方向で...」
「ふぅ、まぁいいわ 今回の事をポジティブに考えるなら転移を扱えた事と《風》の扱いをある程度理解出来たってね」
「そうですそうです 今回は《風》の扱いを少し覚えたって事でポジティブに考えていきましょう(本当に... 2人とも衝突しないでよ)」
ネオとカエデの言い合いが一旦落ち着いたのを確認し、リクはステータス画面を開く
Lv35 ステータスポイント 1900
スキルポイント 1120
ファースト ガンナー ➞ 剣闘士
セカンド 錬成師 ➞ 付与魔術師
「ん?なぁカリン 今ステータス画面開いたんだけど、サブジョブの欄消えてないか?」
「にゃに言ってんッスか?プレイヤーの殆どがサブジョブに変更しにゃいッスけど、幾らにゃんでも消えないッスよ」
リクの言葉に半信半疑になりつつもカリンは自分のステータス画面を確認した
「にゃ!本当ッス!サブジョブの欄にゃくなってるッス!」
《この度、ゲームのシステムを変更致しました プレイヤーの皆様の殆どがサブジョブに変更しない事を受け、サブジョブのシステムを無くしました
そして、メイキング機能の一部を新しくしスキルの着脱を可能と致しました 引き続きメイキングをお楽しみください》
《スキルの着脱 使用しないスキルを外し、その分のスキルポイントが返還される機能となります 》
「これは、思い切った行動を取ったわね 確かにβ版で遊んでいた私達でさえ、サブジョブの変更は最序盤以来、次第に面倒になって来てメインジョブしか使用していなかったわね」
「ん、正直メインジョブで事足りる でもでもスキルの着脱は良い機能機能 これで戦略広がる広がる」
「ッス スキルポイントが返還が良いッスね 取得を後悔したスキルとかを消せるようになるッス」
「β版プレイヤーは取得した事を後に後悔したスキルとか多そうですね」
「とりあえず次の階層向かう向かう」
「そうね リク君のコウモリで寒さは凌げるとしてもこの階層からさっさと離れたいわ」
「じゃあ、次の階層に向けて出発ッス!」
階層の階段を発見したカリンを先頭に、リク達は次の階層である7階層へと向かう
・・・・・・
「ちっ、アイツら俺の事完全に忘れてやがったな 今度会ったら全員殺ってやる」
ヴカは爆発現場から突如として出てきた
「それにしても土壇場で疾風のマントの効果を引き出せたのは嬉しい誤算だな」
積雪から抜け出して1番最初に視えたのは、火球が衝突する寸前の場面だった
だが、ヴカは疾風のマントの能力を引き出し『風の障壁』という新しい事を覚えた
風の障壁のお陰で爆発をモロに喰らう事が無く、雪壁に背中から突っ込んだ衝撃だけでダメージは済んだ
「障壁... これならアイツの血液を防げるかもしれねぇっ、まだ衝撃の痛みが残ってやがる...」
その時、ヴカは口から大量の血液を吐き出した
「このレイピアを装備していたら毒は無効になるんじゃねぇのかよ...」
だが、腰に装備していたレイピアが無い事に気づき辺りを見渡すと、少し離れた場所に落ちているのを確認した
そして、ヴカは倒れながらも前に少しずつ進みレイピアを手に取った
「っし、これで体内の毒は無くなるはず...」
レイピアを手に取ったヴカは、風の障壁を生み出した所で意識を失い眠りについた
・・・・・・
無事に7階層への階段を見つけたリク達は、ゆっくりと階段を下りていく
「そういえば、リク君のステータス画面がさっき見えたッスけど、ジョブ変更したんスか?」
「えぇそうですね ガンナーと錬成師、まぁ錬成師は物に付与する《付与魔術》を人にも付与という解釈で使用していましたが、付与の効果を上げる為にも『付与魔術師』に変更した感じですかね」
「(まさか、あの付与魔術が錬成師が使う方だったとは、つまり本職の付与魔術師なら効果時間は倍増... 今までの時間が10分なら本職なら20分ってことね)リク君が使っている付与魔術は他の付与魔術師が使用している付与とは質が違うから本職になるのは良い事だと思うわ」
「前もカエデはそう言ってましたけど、俺は他の付与魔術師とは会ったことがないので判断出来ないんですよ」
「でガンナーから剣闘士にした意味はにゃにスか? リク君は銃は持ってにゃいッスけど、限定スキルの消音と早撃ちは良いんスか?あと弾道変化もッスよ」
「確かにカリンの言う通りガンナーの限定スキルは、何かあった際に使えるかもしれませんし初期に使っていた弾道変化も良いスキルだとは思います でも...」
「リクリクには、種族専用スキルで血液を自在に操作可能可能 弾道変化意味無い無い それに...」
「血液から創造するから消音も不要で搦手を使用していくなら早撃ちも不要ってことよ」
「にゃるほど それにゃら、別のジョブが良いッスね
ん?でもにゃんで剣闘士スか?」
カリンはリクに対して剣闘士に変更した理由を聞いた
「それは・・・特にコレと言った理由は無くて... でも1つ言うなら前線で攻撃者をやりたいからですかね?」
「剣士でも闘士でも無く剣闘士を取得...(剣以外の武器を扱えるリク君にとって1つの武器に多大な効果が出るジョブより幅広い武器を扱える方を優先ってことね)」
「と言っても、弾道変化のスキルを外してスキルポイントが戻っただけでまだスキルは取ってませんので、次の休憩で幾つか取得って感じですかね?」
「ん、なら次の階層の扉前で休憩休憩」
ネオの言葉を皮切りに、リク達は先程よりペースを早めて階段を下りていく
・・・・・・
「(それにしても最初から剣闘士... 普通は闘士を取得してからの派生ジョブで選択できるはず しかもリク君は剣のジョブを選択していない まだ剣士のジョブを取得して派生で選択できたならまだ理解はできる つまりジョブを選択していなくともある程度武器を扱える事ができれば派生ジョブは最初から取得可能... まぁさすがに私やサエルのジョブは最初から取得できないわよね それが可能なら、いや例え僧侶を選んで剣を極めたとしてもわざわざ前衛のジョブを選択しないはず まず僧侶で剣を扱う例えが悪いわね リク君の例から派生ジョブの取得は最初から可能って事だけ理解すればいいか)」
カエデ 種族 人間
ファースト 魔剣士
セカンド 剣士・極
どうだったでしょうか?
最初の設定であるサブジョブを全くストーリーに絡めて無かった事もあり、こういう流れでサブジョブというのを無くしてみました
温かいコメントや感想お待ちしております




