火災発生
完成しました、これで66話だと思います
「おいおい、マジかよ...こんな偶然ってあんのか」
俺は、コウモリが送ってきた情報に驚愕していた
「何スか?次の階層の階段でも見つけたんスか?」
「え?あぁコウモリの情報によると階段は無事に見つかったらしいですよ」
「じゃあ、何にそんなに驚いたのかしら?」
「ボスでも見つけた見つけた?」
ネオとカリンは、つい先程までリクに抱きついていたのだがその件には一切触れずにいた いや、正確に言うのなら抱きついていた事すら覚えていなかったのであった
「実は・・・っ、コウモリがこっちに向かってくるモンスターを発見しました」
「こっちに向かってくるなら、先制攻撃で倒す倒す」
「いや、でもネオさんだと...」
「私だと不満不満?」
ネオはモンスター達がやって来る方向に向けて杖を向けた しかし向かってくるほとんどのモンスターは昨日寝る前周囲の地面に仕掛けていた血液に触れた事により、《血液創造針》が発動し、その影響でほとんどのモンスターは倒すことができた
しかし、地面に撒いていた血液に触れていないと《針》は発動しない つまり、生き残ってるモンスター達は地面の血液に触れていないことになる そして昨日の出来事を振り返れば自ずと答えは出る
そう、虫のモンスターである
「耳で聞いた感じ、これ確実に羽音ッスね」
「ちょっとカリン!それを今言ったら...」
カエデは直ぐにカリンの口を塞いだが、既に遅かった
「・・・リクリク、虫達こっちから来る来る?」
「え、あぁコウモリの情報からも気配からもこっちから来るのは確実ですけど...」
「ん、焼き焼き尽くす」
ネオはそう言いながら魔術を放つ準備をし始めた
「んんんん、はっ、お姉ちゃんいきなり何すんスか!」
「昨日のあの出来事をもう忘れたの!あの時は大群だったから気絶してたけど、今回は少数...まだ気絶していた方が楽よ」
「でも、ネオさんが昨日みたいに気絶した方が大変だと思うんスけど?」
「それは、私だってこの階層が木に埋め尽くされてなかったら全然魔術を放っても良いと思うわよ!でも、さっき・・・」
「あぁ、回りくどいッス!さっさと言うッス!」
「ふ、2人とも 今のこの状況で言い合いしないでネオさんを止めて欲しいんだけど...」
俺は一刻も早くネオさんを止めないといけない状況でカリンとカエデの言い合いを止めようしたのだが...
「リク君はちょっと黙ってて!」
「そうッス!姉妹の言い合いに口を挟まないで欲しいッス!」
言い合いを止めようした俺に、何故か2人は威圧を向けてきた
「えぇ、、(まぁ面倒だし、今回はネオさんの好きにさせるか)ネオさん、モンスターを燃やして倒すのはこの際構いませんが後処理も同時にお願いしますね」
「・・・後処理?風鈴なら忘れずに回収回収してる...それに、ドロップ品自動でインベントリに入る入る」
「いえ、風鈴のことではなくて燃やすなら討伐後に水で消火をって事です」
「・・・いつも火魔術の時は消化しないからよく分からない、、でもリクリクが言うなら消化するする」
ネオは、虫のモンスターが姿を見せる前に杖を向けて火魔術を放つ
《炎大砲》
「火魔術だと木に燃え移るでしょ!」
「火なんだから木に燃え移るのは当たり前ッスよ?」
「この階層は木に埋め尽くされてるんだから、火を放てば森林火災が起きるわよ!」
「なんだ、そういう事ッスか・・・ ん?つまり今、火魔術放ったって事はかなりマズイんじゃないッスか!」
「えぇ、だから魔術を放つのを止めるか、別の魔術に切り替えて欲しかったのに... リク君!何でネオを止めなかったの!」
「止めようとはしたんですよ、でもあの殺気がダダ漏れの状態で止めるのはある意味マズイと思い ならいっその事好きにさせた方がいいかなって...」
ネオの《炎大砲》は直線上に放たれ、虫モンスターに加えて俺のコウモリも巻き込みつつも一瞬にして燃やし尽くした
「止めなかったせいで、火災が起きてるのよ!」
案の定、《炎大砲》の影響で現在周囲は火の海と化していた
「念の為ネオさんには慈善に後処理を頼んでいますから、そろそろ水魔術を放つと思います...多分」
「まぁ、火災を消化するなら別にいいけど」
「そッスよ お姉ちゃんは怒りすぎッス」
「そんなに怒ってないわよ!それにしても、ネオは早く水魔術で消化して!」
なかなか水魔術で消化活動が始まらないので
リク、カエデ、カリンの3名は一斉にネオの方に振り返った しかし、ネオも同じくこちらを見ていた
「水魔術ならもう使った」
「いやいやネオ、使ったって言ってもまだ火は燃え続けてるんだけど?」
「そろそろ雨が降る降る」
「確かに、雲行き的にも直ぐに雨が降ってもおかしくないッスね でも、ただの雨じゃないような...」
カリンが空を見上げると、ただの通り雨のような雲行きではないのを感じた
「それでリクリク、さっき何に対して驚愕してた?」
「え?この状況下でそれを聞きたいんですか!」
「ん、早く早く」
「火災も消化されるなら、その件は次の階段に向かいながらにしましょう... 」
カエデの発言により周囲が燃えている中、次の階層の階段まで歩き始めた
「それでネオさんは何の水魔術を使ったんスか?」
「雨風、少しだけ強い強風に雨が出る出る」
その瞬間、少しづつではあるものの雨が降ってきた
そして雨は確実に強くなり同時に強風も吹いた
「どこが、、少しだけ強い強風なんスか!火災は収まったスけど、木々は飛んでいき私達は身動きが取れなくなったスよ!」
「えぇ足にきちんと力入れてないと、今にも吹き飛ばされそうよ ね、リク君もそう思うわよね?」
「そ、そうですね 本当に気抜いたら簡単に飛んでいくと思いますよ」
「あと、数分したら雨風収まる収まる」
「収まったら階段に向かいましょう、それとコウモリの情報的に階層ボスがいるかもしれません」
「この戦力ならボスなんて余裕ッスよ」
「えぇ、カリンの言う通り 余程環境が最悪じゃない限り苦戦しないはずよ」
「あと、コウモリの情報からこの階層に他のプレイヤー達も発見しました しかも、その内の一人はこの雪血を所持していたプレイヤーでした それと大勢でいたので多分ギルドで集合していると思いますが、その中のメンバーに初心者狩りをしていた団体もいました」
「あ、それならギルマスに聞いたッスよ ギルドで決闘したのと、リク君が始めた日に壊滅させたギルドの一団ッスか 凄い因縁相手達がいたもんッスね」
「初心者狩りのトップはPvPで倒しましたけど、他のメンバーはネオさんが直接倒してくれましたし決して俺一人で壊滅させたわけではないです」
「百鬼ギルドよね 私も話しは聞いてたけど、現実世界ではまだ二日目のプレイヤーしかもゲーム内では初日であのギルドと遭遇するとは...運がいいのか悪いのか しかもランク上げの際に因縁があるプレイヤーもこの階層にいる... 正直、迷宮攻略が終わるまで遭遇したくないわね」
「そッスよ 得にPKギルドの連携は地味に相手すると面倒ッス もう一人のプレイヤーに関しては私は知らないッスけど」
(忘れてる かかと落とし食らわせた食らわせた)
「いやいた、カリンも関係してますから一応 ほらかかと落としを食らわせてましたよ!」
「か、かかと落とし・・・あ、あのプレイヤーッスか!」
「思い出しましたか... たまたまコウモリの一匹が発見したので、情報共有しておこうかなと まぁ俺からしても因縁あるプレイヤー達なので遭遇しないように気をつけましょう」
「遭遇しても逃げるのが優先ね 戦闘は時間の無駄だと思うし」
「倒せると思ったら倒す倒す」
「ッスね、逃げながら倒せる時は確実に倒すのがこの際良いんスかね?」
「確かにその方が良いですね 倒す時に倒せておけば、一時的に敵の戦力を削げますし まぁ逃げながら倒すのって難しい気もしますが...」
「その時になったら考えましょう まだ相手達が私達に気づいてるとは限らないわけだし」
・・・・・・
風は強いものの、雨も小雨に変わっていき身動き取れない状況から少しだけ進める状況に変わってきた その時、トラブルが起きた
「小雨に変わってきたッスね これなら進めるんじゃないんスか?」
「そうね、それならモンスターにも気をつけながら進みましょう」
「ん、強風には注意注意」
「ですね 強風にも注意ば必要ですけど、飛ばされた物に当たらないようにもしないとですね」
カエデの合図により身動き取れない状況から進もうとしたのだが...
「っ、風が強い・・・ありゃこれ、やばい」
足を動かそうとした瞬間に強風に煽られ、俺は今にも吹き飛ばされてもおかしくない体勢になった
「リク君!今すぐ刀刺してしがみつくッス!」
「そ、そんな事言ったって、む、無理ですって いっその事この後、俺吹き飛ばされるのは確定だと思うので次の階層入口で集合でお願いします っ、」
そう言うと、リク君は吹き飛んで行った
「とりあえず、強風が収まるのを待ちましょう」
「リク君を探しに行かないんスか!」
「リクリク探しに行く行く」
「行こうとして、私達も吹き飛ばされたら元も子もないでしょう?」
「「了解(了解)(ッス)」」
カエデ達はその場で強風が収まるのを待機する中、一匹のコウモリがカリンの顔に激突した
「ッ、痛いッス 危うく吹き飛ぶ所だったッス」
「これってリク君の...」
「「「コウモリ?」」」
どうでしょうか?
久しぶりに作っているので文章が変かもしれませんが、暖かい目で呼んでくれると嬉しいです!




