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42/63

前の俺と今の俺 変化

42話

現実の時間で17時15分から

夏イベントが開始させる あと50分しかない



だからそれまでに家に帰らないと...


暑い



暑い 暑い




暑い 暑い 暑い





暑い 暑い 暑い 暑い





ものすごく暑い!


現在俺は、歩いて向かえば20分かかるスーパーを

息を切らしながら走って向かっている最中である



そしてヴァンパイアの弱点を防ぐ為に

帽子を被って太陽を遮っている

しかし、

暑さの影響で体力がジワジワと失われていく



家を出て10分が経ち、手元の腕時計を見てみると

時刻は16時35分になっていた




ちょうどその時刻に

「はぁはぁはぁ や、やっとスーパーに辿り着けた」



スーパーに入れば、暑さも少しは治まるだろう


それにしても何を買いに来たんだっけ?

「あ、そうだそうだ思い出した

明日の朝メシのパンを買いに来たんだよな

それと、暑いからアイスでも買うか」


何と言っても

アイスは食べると体を冷やしてくれるからな




俺はそう考えながら、先にパンコーナーへと足を運ぶ



「そういえば、音緒さん達ってイベントが終わったら一旦ログアウトすると思うけど、

朝メシはちゃんと考えてんのかな?」


仕方ない 音緒さん達の為に食パンでも買っておこう


「ええと、俺の朝メシ用の菓子パンは

もうクロワッサンでいいか...」


ふと、腕時計を見てみると時刻は16時45分になっていた

「やば、早く戻らねぇと イベントに間に合わない」


レジの方を向いた瞬間、惣菜コーナーに目が行く

「コロッケとメンチカツ美味そう〜」



まぁ最悪17時10分までにログインできればいいか

「ってそんな事より、早く買うもの買って

家に帰らないと...」


俺はすぐさま、パンとアイスそれにコロッケとメンチカツも買ってスーパーをあとにした


あぁ、もう!

「せっかくアイス買ったのに、ゆっくり味わう時間も無いなんて」


暑い日に食べるアイスも最高なのに...!


俺は棒アイスを口に咥えながらひた走る







「やめてください」

「いいじゃねぇかよ」





って何だか路地裏が騒がしいな


「ちょ、本当にやめてください

私このあと大事な用事があるので」

「あ、いいじゃねぇかよ

少し付き合うくらい 減るもんじゃねぇだろ」


うわぁ、集団で一人の女性をナンパかよ

マジ無いわ...


「さっさと帰ろ...」

俺は見て見ぬフリをし、その場をあとにしようとした


「俺がナンパしているのにそれを断るのは

野暮じゃねえか?」

「そうだ、若頭である大紋さんを断るとは

どういう性分だ!」


若頭って暴力団的な人達かよ...

尚更関わりたくなくなったわ〜


「まぁいいじゃねぇかよ

納得するまでここに居させればいいだけだしな」

「いいえ、若頭

こういう女は少し痛い目に遭わせないと

理解してくれませんよ 俺らがやります」


そう言うと子分達はナイフを懐から取り出す


ヤダヤダ

こういう暴力で言うことを聞かせる輩って大抵悪いヤツだし

何でも暴力で解決できる考えって嫌いなんだよなぁ


「見なかったことにしてもう帰るか...」

俺は本格的に後ずさりしながら、後ろを振り向き

抜き足・差し足・忍び足で帰ろうとする



「誰か助けて...」






はぁ、ここで逃げたら一生夢に出てきそうだな

それに

ゲームの力を使えば助けることができるかもしれない


「ゲームの能力が現実で何故使えるようになったのか

分からなかったけど、人助けの為にだったのかな」

今までこういう状況に遭遇した時は、関わりたくないから俺はいつも逃げていた

でも、今の俺は人を助けられる力を持っている


「それなら助けないとな」


MOFをプレイして人との付き合い方や逃げない度胸などを少しは学べたからなのかな

前の俺と今の俺との違いは...



それにしても顔は隠さないとな...

俺は血液を操作し、仮面を創り装着する


「はァ、興が醒めた もうお前らの好きにしろ

俺は先に組に戻る」

「了解です 若頭」

「程々にしておけよ もし何かあったら後始末だけは

しっかりやっておけよ」


若頭はそう言うと路地裏から去っていく


「若頭が居ないんだ 俺達の好きにしようぜ」

「あぁナイフで少しずつ傷つけようぜ」

「お前、趣味悪すぎだろ まぁ別にいいけどよ」


「いやお前ら全員趣味悪すぎるだろ」

「「「あ!?」」」


若頭が居なくなった途端に

ナイフを舐めて恐怖を与えていく子分達

「ガキ?おいおい迷子か?」

「最悪だなこんな現場を目撃するんだからよ」

「ナイフで傷つけたら、どんな顔するんだろうな

気になって仕方ない!」


一人殺人鬼的な思想を持っているじゃねぇか

人数はアイツらの後ろにいる奴ら含め10人


血液創造ブラッドクリエイトタガー》ⅹ2

殺さないように俺は鞘に入れた状態で構える


「あのガキ

いつ武器を取り出しやがった?」

「でも鞘に入れた状態って事はビビってる証拠だ

俺達は最悪な状況じゃないよな

まぁアイツからしてみれば最悪な状況だろうがな」

「斬り合い、斬り合い、斬り合い、斬り合い!」


斬り合い野郎はそう言いながら走って向かってくる

「コイツヤバすぎる!」


急にナイフを勢いよく投擲した

俺は飛んでくるナイフをタガーで防ぎ、走ってくる野郎に目を向ける


「はは、死ねぇ!」

もう一本持ってたのかよ

野郎は俺の首を狙うようにナイフを突いてくる


俺はすぐさま体勢を低くして、首の突き攻撃を躱す

「はは、避けた 楽しい〜!」

落ちたナイフを回収して振り回しながら歓喜に満ちた

表情をし、俺に近寄ってくる


「お前も二刀流かよ」

野郎は的確に俺の急所を狙って攻撃を繰り出してくる


チッ、時間がもったいない

「少し本気だすか...」

「はは、本気?見せてみろよ!」

その瞬間野郎が持っていたナイフが地面に落ちる




「何しやがった!」

「あ?何言ってんだ?

普通に足で手首を弾いてナイフを落としただけだろ?」俺はそう言いながら落ちたナイフを足で払い除ける

「さっきは手加減してお前の攻撃に当たったが、

手加減無しで行かせてもら... 」


俺はタガーからガントレットに変形させて

野郎のボディにストレートを打ち込んだ

「がはっ!」




「手加減無しでもお前は負けてただろうよ

まぁ負けたヤツはどうでもいい 残り9人」



「おいお前ら、あのガキを殺ってこい」

「そうだな それなら最悪な状況は防げるかもな」


下っ端の7人が

ナイフや警棒を持ちながら俺に向かってくる

「一人一人相手していたら、面倒だな」

俺はガントレットから刀に変形させる


「相手はガキ一人

奇妙なことをするが俺達7人が襲いかかればいける

連携して叩くぞ!」

「「おう!」」


連携して叩くって俺は悪者かよ ははは...

「って俺は悪者じゃねぇ!」

俺は抜刀の構えを取る


「何をしようとしたって今さら無駄だ

1対7で勝てるわけないだろ!」


攻撃させる瞬間に刀を勢いよく抜刀し

風の斬撃が飛んだ








「あ、あ、あれ? 斬られてない?」

そう言うと7人全員気絶しその場に倒れた



何故かと言うと

俺は抜刀する直前にスキル《殺気》を使用した






その為

俺の殺気に耐える事ができずに、斬られた錯覚を

感じてしまったのが気絶した原因である




「これで、残り2人」

俺は刀を納刀しながら残っている2人を睨む

どうでしょうか?

次の話でゲームにまたログインすると思います(多分)


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