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交わらない物語

41話



「それでボス戦無事に終わったッスけど

このあと、サティードに向かうッス?」

「今日中に着いて明日は迷宮に挑もう挑もう」

「良いッスね!」


確かに迷宮に挑むことによって

俺自身も成長できるだろうしいい案だな

「それじゃあまず、サティードに向かいましょうか」


「了解ッス!」

「おけおけ」








俺たち三人は何事も無く

ボス戦エリアとサティードの中間地点のオアシスに

辿り着いた


「どうするッスか?

オアシスの宿で朝まで寝るッスか?」

「いや朝までオアシスにいるより、サティードに今日中に到着して宿の方が効率的」


そういえば夏イベントが始まると明日の朝まで

MOF内で過ごすんだよな...


「俺もその方がいいですね

夏イベが始まる前に明日の朝メシ買いに行かないと

いけないのを思い出して」

「それじゃあ、さっさとサティードに行くッス!」


俺達はオアシスを後にしてサティードに向かう












一方オアシスの宿にて




「ゴホゴホ、水飲みすぎた...」

「ギルドマスター大丈夫ですか?」

「少し休めば良くなると思うよ

この状況なら、

明日の朝サティードに向かった方がいいかもね」


サエル達一行は何故かオアシスの宿に泊まっていた


「それにしても、落とし穴に落ちた先が街の外

しかもオアシスの湖に繋がっているとはね」

「はい、私も予想外でした」





部屋の隅では...


「お前のせいで、落とし穴に落ちたんだ!」

「何よ落とし穴の原因はガイでしょ!

私を責めるのは違うと思うけど!」


未だに喧嘩をしているヒリカとガイであった


「はぁ、ねぇ二人とも罠に引っ掛かった事で

そんな言い合いしなくてもいいんじゃない...?」

「ひぃ!(サエルさんがこういう風に怒っている所

久しぶりに見ました)」


「うぉ!(やべぇ、サエル怒ってやがる)」

「(今すぐ謝らないと絶対面倒になるよ...)」


前に怒らせた時は謝らなくて

一週間くらい空気が重かったんだよね



「二人とも何か言わないといけない事があるよね?」




「ヒリカ、すまん 今度から罠に気をつけて行動する」

「ガイ、私もごめん ちょっと言い過ぎた...」




「ギルドマスター無事に仲直りできましたね」

「そうだねサナ君

あまり怒りたくないけど、この後の夏イベントに

支障が出たら嫌だしね」

「確かにそうですよね」


「そういえば、明日の朝ここを出発して

サティードに向かうって事でいいんだよな」

「うん そのつもりでいるよ」

「了解〜! それじゃあおやすみ〜」



「ヒリカの奴、寝るの早すぎだろ」



「それにしてもガイ、ゲームの落とし穴に落ちて

街の外に出るって珍しいよな」

「確かに珍しいが迷宮なら何でもありだろ?」

「そう言われると、そうなんだよね」


「まぁ今日は寝ようぜ」

「そうだね 寝るとしようか」



サエル達一行はひとまず考えるのを

辞めて寝ることにした








サティードにて



俺達3人は何事もなくサティードに到着した


「リク君はリスポーン地点追加したら

一度ログアウトする感じッスか?」

「そのつもりでいるよ

まぁイベント開始までにはログインするので

安心してください」


「ん、イベントに遅れないように...」

「はい もちろんです」



噴水広場まで話し合いながら向かう

「それにしても、リク君の付与魔術エンチャントマジックって

普通のとは違う使い方ッスよね?」

「他の人がどういう使い方をしているかは

知りませんが、そんなに違いますか?」

付与魔術エンチャントマジックで炎は普通は出せない」


そんなに違うのかな?

「俺はネオさんに言われた通りにイメージしながら

付与魔術エンチャントマジックを使用しているだけなんですけど...」

「リク君は凄いッスね 普通の人はイメージするだけで

実際にそれをやってみる行動力を持っている人は

珍しいッスよ」


ん、これは褒められているのか?

「ありがとう カリン」

「いえいえ、リク君が凄いってことをリク君自身に

伝えないといけないッスから」


そうこうしているうちに噴水広場に到着した


「ん、リクリクもうログアウトする?」

「はい すぐにでもログアウトするつもりですけど

何か話すことでもありますか?」


「いや無い、私とカリンは明日は噴水広場に

ずっと居るつもり」

「了解です それならすぐに合流できますね」


「(リクリクいないの寂しい...)」



俺はステータスウィンドウを開き

リスポーンポイントを新しく追加した


「それじゃあログアウトしますね」


「じゃあリク君、またあとで会いましょうッス!」

「リクリク気をつけてね」


「はいそれでは また明日会いましょう」

俺はログアウトボタンを押した




《ログアウトしました》



「さてと、朝メシ買う為にコンビニでも向かうか」


いや、待てよ あのコンビニのおにぎりでお腹壊したよな「仕方ない ちょっと歩くけどスーパーにでも行くか」


俺は帽子を被りスーパーに歩いて向かう

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