それぞれの戦い
38話 ギリギリ今日投稿できました!
ボス戦が開始してから五分が経とうとする
「あっちはもう、戦いが始まったのか」
キリングスパイダーは開始早々の隠密を発動して
俺に向かってくる気配すら感じられない
無視してあっちに向かうか?
「⋯⋯いやそれは、あの二人を信じていないことになる」
「俺は俺の戦闘に集中する!」
その瞬間キリングスパイダーが隠密を解除し
俺の背後に現れ攻撃を仕掛けてくる
俺はその殺気を感じ取り最小限の動作で攻撃を避ける
「やっと姿を見せたな 蜘蛛野郎!」
血液タガーを両手に持ち、キリングスパイダーに
駆け寄っていく
「まずは脚を斬り刻む!」
しかし、脚を狙った攻撃は空を切ってしまった
「クソまた気配消しやがった!」
俺は蜘蛛の糸に気をつけながら辺りを見回す
もしかしたら何か分かるかも、と思ったが何の気配も
感じられない
「ネオさんに任せて欲しいと言ったからには、
頑張るッスよ!」
《獣形態》
《風斬爪》《咆哮弾》
「よし、これで魔術を相殺できるッス!」
後はネオさんに任せるッスよ...
「(他の魔術は、炎鳥・石礫・雷槍)他の魔術をカリンが処理してくれるならこの3つを処理する」
舞え・飛べ・羽ばたけ
対象を追尾する鳥の形となりて水で覆う 《水鳥牢》
轟く音が鳴り響き迸る雷となりし時
全てを貫き大いなる爆発をもたらす
《連稲妻》
誘導・地面・電流
落雷を誘導させ誘導させる針となりて雷を逃す
《土棒》
ファイブグリフォンの魔術を相殺する為の
攻撃技・魔術をそれぞれに向けて放っていく
魔術が相殺されると同時に凄まじい爆発音が
ボスエリアに轟く
凄まじい爆発音はこっち側にも鳴り響いていた
「これは、あの2人が何かしたな?」
(信じて託してよかったな)
俺はまた殺気を感じ、脚の鎌攻撃を避けていく
「だからそんな殺気を感じ取れる攻撃は
俺には当たらねぇんだよ!」
攻撃を避けるのと同時に脚をタガーで攻撃を仕掛ける
しかし、タガーはヒビが入り何処かに飛んでしまう
飛んでいくタガーを血液吸収で吸収する
「硬ぇな...!」
弾かれた反動で仰け反っている時にキリングスパイダーは突進攻撃を仕掛けてくる
やべぇ 避けられない!
俺はすぐさま『大剣雪血』を盾のように構え
突進攻撃を防ぐ
「チッ、次から次に攻撃の嵐で止まないな」
続いて、素早く俺に向けて毒を吐き出してくる
「次は状態異常攻撃かよ!」
俺は『大剣雪血』を振り氷の壁を作り上げ
毒攻撃を完全に防ぐ
氷の壁を消し去ってキリングスパイダーを攻撃する
為に『大剣雪血』を構える...
しかし
「また消えやがった!」
あぁもう! これじゃあイタチごっこじゃねぇか!
俺はキリングスパイダーの気配を何とか探そうと
するが、全く気配を感じられず辺りを見回す
その瞬間キリングスパイダーは俺の背後に立ち
鎌攻撃を仕掛けてくる
一方
ネオさんとカリンは...
「ネオさん、無事ッスか!」
「ん、私大丈夫 カリン無事?」
「はい!無事ッス!」
《咆哮弾》と《風刃》の衝突で起きた砂埃の影響で視界が悪くなってしまう
《風盾》
ネオが持っている
ユニークスキルを使い砂埃を完全に払い除ける
「ネオさん、助かるッス!」
その瞬間2体のグリフォンがカリンに向かって
突進してくる
「ネオさん、この2体は私が必ず倒すッス!」
水属性と風属性のグリフォンをカリンが倒してくれる
「それなら、私は空中戦で3体仕留める!」
《飛行》
「フッ、魔術でグリフォン何かが私に勝つのは不可能」
グリフォンはバカにされたと感じ
懲りずに魔術を放っていく
「不可能不可能」
そう言うと、魔術を相殺していく
「このグリフォンは水・風属性ッスね」
それなら私でも勝てるかもしれないッス!
《キャットウォーク》
グリフォンの間をすり抜け鋭い爪で攻撃する
「ネコの姿に見えるからって私をにゃめんなッス」
各々がグリフォンを圧倒していくような立ち回りをする
先程とは違い、避ける動きを見せないと感じた
キリングスパイダーは
これなら鎌攻撃が当たると思い、思いっきり振り下ろす
「なんてな!」
俺は鎌攻撃を最小限の動きで避け脚をぶった斬る
感想お待ちしております
明日はもう少し長く書くつもりでいます