ログイン 料理スキル
27話
完成しました
何故か、冴川さん達全員が俺の家に
ヘッドギアを持ってきてMOFにログインをしようとしている
「えっと、皆さん何で俺の家でログインを...
音緒さんの家の方でログインした方がいいのでは?」
「陸陸安心、きちんと家の戸締りはしてきた
空き巣の心配も無い!」
いや、あのそういう意味での質問では無いんだけど...
「まぁまぁ、陸くん堅いこと言わずにさ〜」
「そうだぜ陸 部屋を探索するわけじゃないんだからよ」
「まぁ、部屋を勝手に見られなければ構いません
けど...」
「((いいんだ))」
「それじゃあ、15時になったからログインしようか」
「了解です」
冴川さん達4人がゲームにログインしている時に
俺は家の戸締りを1度確認して泥棒が入らないように
入念に確認して、ゲームにログインする
《ログインが完了しました》
【始まりの街 ファーミット】
俺は目を開けると噴水広場に立っていた
「なるほど、強制ログアウトだからこそリスポーン地点であるここからログインしたってところか」
人混みを避けながら俺は、ベンチに座り込む
それにしてもアプデが終了したからって、急に
プレイヤーが増えたな やっぱり夏休みに入って長期休みを使って遊ぶ新規プレイヤーを増えることを見通して
今回の夏イベントを開催したってことか
新規プレイヤーでも、参加できるし
例え17時過ぎてイベントが始まっても途中参加できる
仕組みにしているようだしな
「待て少し変じゃないか?いくらなんでも夏休みに
入ったからって2番目の街の【セカンス公国】に
大勢の新規プレイヤーがいるのはおかしくないか?」
ん、ビデオ通話か?
俺に通話する相手ってこの状況的にサエルさん達か?
「リクリク何処いる?」
「リク君、君は今セカンス公国にはいないのかい?」
「え?少し待ってください 今MAPで現在位置確認
するので」
ステータスウインドウからMAPを開いて
自身の現在位置を見てみると、
【始まりの街 ファーミット】と書かれてある
「あー、理由は分かりませんが今ファーミットの
噴水広場のベンチに居ます」
「それは多分プレイヤーが多くてサーバーに負荷が
かかった影響かもね」
確かに全プレイヤーが一気にログインしたら
サーバーに結構な負荷がかかるよな...
「今からセカンス公国に向かおうと思うのですが、
人混みが激しいのでこの人混みが捌けたら行きます」
「分かった、着いたらまた連絡して欲しい
「リクリク待ってる...」
「分かりましたサエルさん、着いたら連絡します」
「サエル、リクリク迎えにいっていい?」
「え、まぁグループ組んで早めに相談したいから
ネオが行ってくれるなら助かるけど...
人混みが捌けたらどうせ来るんだし迎えに行かなくてもいいんじゃない?」
「サエル、リクリクを迎えに行ってもいい...?」
「ネオの好きにしていいよ...」
「じゃあ行ってくる」
「(ネオってこんな性格だったけ?)」
はぁ、新規プレイヤー同士での待ち合わせが多いせいかなかなか人が捌けない...
「これは、1時間くらいかかる感じだよな」
サエルさんにメール送るか
「リクリク...」
「あれ、ネオさん?どうしてここに?」
「迎えに来た」
「でも、この人混みのなか噴水広場から移動するのは大変なので捌けて少なくなってから、移動しますけど?」
「知ってるだから、カフェで時間でもつぶそう?」
わざわざカフェに移動して時間を潰すだと...
「いや、そろそろ新規プレイヤーが来るのも
減ってきてるような気がするので、実はすぐにでも
向かおうかなって思ってたんですよ」
「残念...残念...
サエルに今から向かうって連絡しとく...」
凄く寂しそうな感じを出してるけど、カフェに行くより夏イベントの方が優先順位高いし
話し合いをするなら今すぐにでも向かった方が
いいだろうな
まぁ、MOF内ではあと4日後に夏イベントが開催で時間は沢山あるけど...
【セカンス公国】
「待ってたよリク君」
「すみません待たせました」
ってあれ?
「ヒリカさんとガイは何処に?」
「あぁ、2人には4日後のイベントの為に回復アイテムや料理スキルの為に食材を買ってきてもらっててね」
「あぁ、そうなんですね」
そういえば、料理スキルって何があるんだろう?
《料理上達》スキルポイント10
現実での料理の上手さによって効果が変わる
下手な人は、スタミナゲージとHP回復 効果付き料理
上手な人は
スタミナゲージとHP回復 バフ効果付き 料理になる
現実で料理をすれば、下手な人も上手になるかも...
※このスキルを所持しない状態で作ったら
とんでもないことが発生します。
どうぞご注意を...
なんだこの人任せなスキルは?
しかも、このスキルを持っていない状態で作ったら
何が起きるんだよ...
まぁでも今回のイベント的に習得しないとまずいよな
「サエルさん、新しく追加した料理スキル
俺習得しときますね」
「あぁ助かるよ そういえば、リク君は一人暮らしを
しているけど料理は自分で作るのかい?」
「えっと、面倒な時は出前とかをしていますけど
料理は作りますよ?
まぁ今日から夏休みだったので、夜はピザを出前しようと思っていましたけど...」
「(よかった、僕は簡単なものなら作れるけど
今回のグループメンバーのほとんどが料理を自分で
作った経験が無いから)ありがとう リク君」
「?え?ありがとうございます...?」
何で俺は、サエルさんにお礼言われているんだ...
まぁ、習得しておくか
感想是非ともお待ちしております