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決闘 その一

21話

「やっぱり、リク君が何かしたみたいだね」

「他の人に聞くと対戦相手がリクくんに決闘を

申し込んだらしいよ」

「なら、対戦相手の野郎は可哀想だな

B級の地位を失うんだからよ」

「ん、同意同意

リクリクが勝つに決まってる」


他のプレイヤーから見られている状況で

決闘が開始された





「俺様にハンデを付けなかったことを一生後悔するんだな オラァ!」

開始直後、大男が正拳突きを繰り出す


離れているのに何で近距離の正拳突きを繰り出すんだ?バカか?これだから脳筋は...


「はぁ...」

その瞬間

衝撃波が横を通り過ぎる


おいおいおい

「あっぶねぇな」

なるほど、正拳突きからくる衝撃波か

衝撃波は見えにくいから気をつけないとな


「オラ、どんどん繰り出すぞ!」

何度も正拳突きをし衝撃波を飛ばしてくる


「ひとまず銃弾を撃って衝撃波を相殺できるか

試すか」


俺は衝撃波を《未来予知》で避けながら

リボルバーを取り出し

銃弾を衝撃波に向けて撃ってみる


「よし、銃弾で衝撃波を相殺できるな」

それじゃあ《未来予知》とあのスキルを組み合わせて

攻撃できるか試してみるか


「銃弾で相殺できるからって言っても

弾数には限りがあるだろうが!」

まだ大男は正拳突きを繰り出している


その瞬間

大男の頬に弾が掠り、傷ができる

「(あ、何で俺様に傷ができるんだ?)」



何故かと言うと

《弾道変化》のスキルを使い

《未来予知》を使用すれば衝撃波に当たり相殺される

未来の直前に、直角に銃弾を変化させると

衝撃波に当たることなく

大男を狙うことができたからだ


大男が頬の傷を触って確認する

その瞬間

衝撃波が止まった為一瞬の隙が生まれてしまう



「隙だらけですよ」

俺はその一瞬の隙を見逃さずに狙い、逆袈裟斬りに

刀を振るう



だが、

逆袈裟斬りは空を切ってしまう


大男はすんでのところで逆袈裟斬りを避け、

刀を振って隙が出来た

俺の左脇腹を狙って殴ろうとしてくる


(ヤバい 避けれねぇ...)


俺は咄嗟に左手で鞘を取り出し脇腹と拳の間に入れて

防ごうとする

だが、威力を完全に殺すことはできずに

横に吹っ飛んでしまう

「ちっ、クソ」

俺は吹っ飛んでいる最中にタガーを2本投げて


壁に当たらないように体勢を整える


「そんな見え見えの攻撃が、この俺様に当たると思うな!」

大男は拳を振るいタガーを地面に弾き落とす


だが、地面に落ちたはずのタガーが

急に動き出し始めた

「あぁ?何で勝手に動き始めてるんだ?」


俺はタガーをもう1本創造してから

血液操作(ブラオペ)で動かしているタガーに

翻弄されている、大男の背後に回り込み

タガーで突こうとする

(これで終わり)


「俺様を倒せるなんて、そんな甘い希望は捨てやがれ」

大男はまるで来るのが分かったみたいに

足で地面を叩く

足場を崩されたせいで

俺の心臓を狙ったタガーの一撃を当てることができず

その代わり左脇腹を突くことができた


「ちっ、クソガキが!」

ダメージを負ったことにムカついたのか

両腕で俺のことを掴もうとしてくる


「そんな大振り攻撃が当たるわけないだろ」

俺は掴み攻撃を避けながら

タガーで着実にダメージを与えていく


「あぁあぁ、ムカつくぜ クソガキ

拳だけで終わらせたかったが、この大剣を使わせて

貰うぞ この決闘にハンデなんてものは無いからな」

背中から大剣を取り出し構える


「この武器はな、ダンジョン攻略中の宝箱から

出たレジェンド武器なんだよ!」

大男は自慢げに大剣を入手した経緯から効果の説明を

急に語り始めた


大剣 雪血

攻撃時、氷属性を付与

自身の血液を凍らし、射出や罠などの様々な攻撃用途として使用可能


俺はこの間に、もう1本タガーを創造する


「あんた、種族はなんなんだ?」

「あぁ?

答えても決闘の結果は変わらないと思うが一応答えてあげるぜ、俺様は人間種ヒューマンだ」


(人間種ヒューマンで、自身の血液を使用する武器って使えるのか? まぁ構えているのがその証拠だよなでもヴァンパイアと違って

血液が回復するのは時間経過しか方法がないから)

「なぁ、1つ聞くが俺が決闘で勝った場合

その武器も渡してくれるんだよな?」


「あぁ、別に構わないぜ だがな、そういうセリフは俺様に勝ってから言うんだな!

この武器を持っている俺様は無敵!血液消費にさえ

気をつけれ使えば氷属性の効果がある特殊武器なんだよ!

足を封じて身動き取れない状況になればなクソガキ

お前の負けだぜ!」

大男は喋り終えるのと同時に大剣を下から振った


振った直後地面から氷柱が生えて、どんどんと

俺に向かって迫ってくる

「ヤバい、避けれない...」


俺はタガーを2本持ち、血液操作(ブラオペ)を使いもう2本操作し始める

(目の前の氷だけに集中し、タガーで砕いて凌ぐ)

幸い大剣だからか、2度目は振ってこないみたいだ

これを何とか防ぎ、一気に懐に飛び込む!

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