オススメスキル そして一悶着
第18話
えっと
限定スキルオススメ本 ヴァンパイア編
まず、ヴァンパイアの限定スキルには
血液創造が存在している
だがこれには、弱点というのが存在している
このスキルは「創造」
イメージがとても重要になるのだ
イメージをしにくい物は多種多様だ
それらを限定スキルとしている
血霧MP5 血液5
血液を霧に変えて空中に散布できる
その霧を途中で別の物に作り替えることも可能
血層MP0 血液5
技の上に技を重ねがけが可能
血地面MP10 血液0
周囲の地面を血液に変え別の物に作れる
その血液を吸収することも可能
他にも色々と使えそうなスキルはあるけど、
今の所使えるのはこの3つくらいかな
「血層か
このスキルと針千本を
組み合わせてみようかな」
それと、今まで使う機会がなかった
影魔術も使用しないとな
「せっかく習得したんだ、使わないのは勿体ない」
「お………リク」
さて、ステータスウインドウを開いて
「お、3つともポイント10で習得できるな」
よしよし、それじゃあ習得してと
ついでに
操糸術 繰糸術攻撃強化 を40ポイント消費して
メインでも使えるようにし
さて、
あとはスキルの同時使用本を読んでみるか
「おー…リクリク」
えっとなになに、今持ってるスキルでの
オススメの戦闘方法は
「弾道変化と行動予測か」
それに、行動予測と見切りを使っていくと
2つのスキルが統合されて
《未来予知》に変わるのか
そういえば、このゲーム 熟練度があるって言ってたけど
「熟練度の数値なんか見え無いのに
どうやって熟練度が上がるんだ?」
「それは、スキルによって変わる
でもほとんどはそんな事を意識せずに使うから
いつ間にか熟練度は上がっているもの」
「へ?って、ネオさん!
い、いつからそこにいたんですか!」
「リクリクが限定スキルオススメ本を
読んでいる時から隣に座ってた」
「いたなら、声ぐらいかけてくださいよ
心臓に悪いですし」
「んぅ、ずっと声はかけてた
でもリクリク集中していたから聞こえてなかった
つまり、私悪くない」
「え、それはすみません」
「それで、ネオさんは何で図書館に?」
「サエル達との待ち合わせ場所にここを選んだ」
「ん?何かあったんですか?」
「昨日のユニークモンスターの件で、今日現実で
会って話してたんだけど
どうせならMOFでゆっくりしながら話そうってことに
なった」
「あぁ、確かに上位プレイヤーである
サエルさん達に詳細に報告した方がいいですもんね」
「ん、そうそう」
「それはそうと、リクリク
私達のギルドに加入しない?
私の一存で決める事はできないけど、
ユニークモンスターに出会ったプレイヤーで
尚且つ初心者それに加えてフィリール相手に傷を付けた
多分サエルは許可してくれると思うから...」
え、俺がギルドにそれもMOFトップクラスのギルドに
「もし、そうなるなら嬉しい話ですし
サエルさんが許可してくれるなら加入したいです」
「でも、その話は3番目の街に着いてから
もう一度勧誘して欲しいです
元々3番目の街には行くつもりでしたし」
「ん、(リクリクなりの覚悟って所かな)分かった
それと、冒険者ギルドには登録しといた方がいい」
「まぁ、すぐに3番目の街に行くつもりは
ないので先の話ですけどね...」
「何で所属した方が良いと言うと...」
さて、一旦図書館を出て街を探索してみるか
それに俺はまだ、クエストを受けた事がないから
探索している時に
クエストとか発生しないかな〜
「それでは、ネオさん
俺は街の探索に行きますので
また機会があったら一緒に冒険でもしましょうね」
「ん、そうだね?もう行くの!
って行っちゃった」
「さすが公国だな」
ファーミットでは出入口は1つしかなかったのに、
東西南北に門があり、
噴水広場を中心として
貴族街、騎士団、市場、冒険者ギルド、スラム街
などが上手い具合に分かれている感じか
「えっと、南門がファーミットに一番近い門で
西門から東門につれてモンスターは強くなっていき」
それぞれのフィールドは
3.4.5番目の街に続いている感じなのか
まずは、さっきネオさんが言ってた通りに
冒険者ギルドに登録して
「モンスター討伐とかのクエスト受けてみよう〜」
そういえば、さっきネオさんが
「例え冒険者ギルドに所属しても
プレイヤーが作ったギルドには所属できる
そして冒険者ギルドにあったクエストがそこのギルド
でも発注されるようになる
それにギルド員が増えればクエストの種類も増える
冒険者ギルドは毎日一定の数しかクエストが無い
それと...」
冒険者ギルドで活躍すれば、他のギルドから勧誘が来る
ってさっき聞いたけど
まぁ俺には関係ないか
「ネオさんが俺の事勧誘してくれたから
あとは俺が3番目の街に着けばいいだけだし」
俺は冒険者ギルドの扉を開けた
そしたら、案の定冒険者ギルドに居たプレイヤー達は
一斉に俺の事を見た
「(まるで学校じゃん、嫌だ嫌だこういうの注目は)」
「本日はどのようなご用件で冒険者ギルドに?」
美人のNPCが自分から話しかけに来た
これは凄いな、高度なAI技術を使用しているよな
なるほど
高度なAI技術のおかげで意思を持つNPCが作られた
感じか
「登録をしようと思ったのですが、
初めて冒険者ギルドに来たのでどうすればいいか
分からなくて」
「それでしたら、こちらの受付に来てください」
そういうと、NPCは受付に向かった
俺も後を追うように受付に向かって歩き出した
「それで、登録との事でしたが
この魔道具に触れてもらうだけで簡単に登録できますよ」
俺は恐る恐る魔道具である水晶に触れてみた
一瞬光ったと思ったがすぐさま光が消えた
「では、こちらがギルドカードになります
このギルドカードは、冒険者様自ら作ったギルドでも使用いただけます」
そのあと、
受付のNPCが冒険者ギルドの説明を10分くらいした
「それでは、これにてギルドの説明を終わりにさせていただきます」
「あぁ、はい」
まぁまぁ長い説明がやっと終わり
俺は、クエスト掲示板に向けて歩を進めた
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