ボス戦後
第13話完成しました
おぉ、影魔術に続いて風魔術も使えるように!
それにMP消費せずに使えるだと!
でもな、今まで魔術を使用したことがないから
どうやって使いこなせばいいんだろうか?
やっぱり
「ネオさん、今度風魔術を教えてくれませんか?」
「(リクリクが私を頼りに...)いいよ
リクリク魔術を使っていくつもりなら
《無詠唱魔術》を取った方がいい」
「確かに詠唱すると隙ができますよね
ん?でもネオさんさっき詠唱していましたよね?」
「それは、詠唱時は魔力は一定だけど
無詠唱は魔力を凝縮して放つことができるから
さっきの強くしすぎて銃弾壊れるとまずいと思って
詠唱ありにした」
「なるほど、そういうことですか
魔力の凝縮はMPの量ですか?」
「いや、MPの消費量一緒 イメージで凝縮する感じ」
「俺の血液創造と同じですね」
「私は魔術師だからMP消費せずに風魔術を使えるのは
嬉しい」
あれ?フィリールが居た場所に何か落ちているな
「ネオさん、あそこに何か落ちてませんか」
「ほんとだ報酬かも
取ってくるリクリク休んでて」
「ありがとうございます」
ふぅ疲れた
一歩間違えたらフィリールに倒されていたと思うと
怖いけど、現実では味わえないあのヒリヒリ感を体感
出来たのは楽しかったな
「それにしても倒していないのにLvが結構上がったな」
Lv12から一気にLv20になるとはな
これで
ステータスポイント880・スキルポイントは640
風魔術ならまだしも、血液創造はMP5を消費するから
MP上げるか?
あれスキル一覧に何個も100ポイントの《MP消費0》があるな
《MP消費0》
どれか1つのスキルのMP消費を0にする
付け替え可能 ※クールタイム MOF内で4時間必要
「マジか!凄いスキルだな
何個もあるってことは取れば取るほど持っている
スキルのMP消費を0にできるってことか!」
そんなチートに近い能力なら
スキルポイント100が必要になるわけだわ
「リクリクどうかした?」
「あ、ネオさん実はスキル取得画面に《MP消費0》があって」
「そのスキルポイント100も使わないといけないから
普通のプレイヤーなら取らない上位プレイヤーなら
1つは持っているスキル
私持ってる」
「それなら、俺も血液創造の為にも取得します」
「よきよき」
さて、他のスキルは街に行ってから考えるか
「私もスキル《飛行》に今は取り付けてる
使用していると1秒ごとにMP1を消費し続けるから
《MP消費0》を付けることにより
無限に飛べるから無敵...」
「凄いですね
消費し続けるデメリットをいとも簡単にメリット
しかないスキルに変えてしまうなんて」
「リクリクもっと褒めていいよ」
それから俺は、3分間程ネオさんを褒め続けた
「(ふぅリクリク褒め上手...)
そういえばリクリク、フィリールが居た場所に
ペンダントとブレスレットが置いてあった
しかも凄い効果付いてる」
《???のロケットペンダント》
大昔にフィリールを飼っていた一家の写真が入っている
効果
5分間だけ自分の周囲に風盾を作り上げる
風盾MP消費0
※クールタイム2分
《オオカミを模したブレスレット》
フィリールの形をしている思い出のブレスレット
効果
針千本MP消費0
針を自由自在に扱える
重さや速さ なども自由に変えられる
針には貫通効果も付与されている
「確かに2つとも良いスキルで
尚且つMPの消費0って所がいいですね」
「それでリクリクはどっち欲しい?」
そうだな、
風盾・針千本はどっちも良いスキルであり
MP0の点も考えると十分チートなんだよな...
でもな
俺のプレイスタイル的に
「ブレスレット 針千本の方でお願いします」
「良き良き、良い判断偉いぞリクリク
(たまには私からも褒めてあげないと不平等...)」
「それに、ネオさんが風盾を使えば無敵になりますもんね」
「?どういう意味?」
「だって、《飛行》のスキルで空中に留まり
風盾で自分の周囲を守れば
弓矢や銃弾の遠距離攻撃防げますし
まぁ、魔術は分かりませんけど...」
「(リクリク天才)リクリク天才思いつきもしなかった」
「天才は言いすぎですよ、ネオさん...」
「(ん、まさか口に出てた恥ずかしい...)リクリクは
私に思いつかないアイデアを出してくれるから
大いに助かる」
褒めてくれるのは嬉しいけど、そろそろ次の街にも
向かいたいし
ずっとこのボスエリアにいるのは...
「ネオさん、そろそろ次の街に向かいませんか?」
「ん、行きたいのは私も一緒
けど暗くて視野が悪いのに次の街に向かうのは危険
だから、今日は土家
ここで一晩寝て明日朝イチ出発にしよう」
「まぁ、ネオさんがそう言うならそうしましょうか」
「ボスエリアはボス戦終わると
中にいるプレイヤーがエリアから出ない限り
他のモンスターも近寄らないセーフティーポイント
になるから夜襲の危険もなしなし」
「あ、そうなんですか
それなら交代で見張りとかしなくてもいい感じですね」
「らくらく」
「えっと、ネオさんベットが1つしかないんですが...」
「ダメだった?」
「いやぁ、(えぇ何でベット1つしかないの!)
これって俺は床で寝る感じですか?」
「ん?何で?」
「え、だってベットが1つしかないですし...」
「一緒の布団で寝ようってことなんだけど?
今日の朝もリクリクの布団入ったし、今さら気にしても遅い遅い」
「ん〜、確かにそうですね」
俺は今日の疲れから逃れる為にこの件に関しては
考えることを放棄した...
どうだったでしょうか?