疾走のフィリール
第11話完成しました
《あと2分20秒》
『ウゥゥゥ』
この危機的状況で
あと2分近くも生き延びなきゃいけないのかよ
とりあえず距離をとって
「攻撃に当たらないようにしないと」
その時
目の前にいるフィリールが爪を振り下ろそうとしてくる
「は?マジかよ」
《血液創造 手榴弾》
をフィリールに向かって全力で投げ
「爆発しろ」
大量の血液が宙を舞う
「(直ぐに《コウモリ化》を発動し
コウモリ共で掻き乱す そのあとに)」
《血液創造 波》
「(波にあえて巻き込まれることによって
大幅に距離をとる)」
波の血液は吸収できないけど仕方ないな
結果的に
距離はとれたけど、このあとどうやって生き延びよう
コウモリで時間稼いでる間に
ネオさんの方に行ってみるか
《あと2分》
「ネオさん大丈夫ですか?」
「ん、リクリクが蹴り飛ばしてくれたおかけで
ダメージは少量回復薬飲んで回復した」
「本当にすみません
やっぱり、ネオさん怒ってます?
蹴り飛ばしたことについて」
「ほんの少しだけ怒怒これ終わったら
お願い1つ聞いてもらう...」
「それくらいなら、全然構いませんよ」
「リクリク今の状況は?」
「俺のコウモリで時間稼ぎはしていますが、
そろそろこっちに来るはずです」
「了解」
「それと、攻撃行う前は吠えてましたがさっき
追い詰められていた時に吠えずに爪を振り下ろして
きました。
もしかしたら、時間経過で吠えなくなるのかも」
「時間経過で攻撃パターン変わることはよくある
今回もそのパターンの可能性」
「攻撃する前の吠えもそうだけど、もしかしたら
風魔術を使う時の予備動作は分かったかも」
「え、なんですか?」
「不可視攻撃は上空・背後攻撃は攻撃対象
を見ているのかも、絶対とは言いきれないけど」
それなら
「俺の勘になりますが、噛みつきや振り下ろしは
もしかしたら付与魔術や攻撃技みたいに
身体の場所が一瞬光るのかも」
「確かに、噛みつき技が一瞬で目の前にくるのも込み
攻撃技なら、リクリク勘当たってると思う」
コウモリを使ってフィリールを俺達から離すように
しているからこうやって
会話しているけど
「そういえば、なかなか来ませんね疾走のフィリール」
「時間もどんどん減ってる あと1分30秒生き残れば、
私達勝ち」
「そうですね...」
と言った瞬間、
今までコウモリ達と戦闘していたフィリールが
突如目の前に出現した
そのフィリールは出現直後に
爪を使い右から横払い攻撃をしてくる
「は?(順番的に俺が先に当たる)」
「リクリク避けて!」
クソ、
「血液創造血柱」
地面から凝縮した血柱を
フィリールの左側にぶち当てる
一か八かの賭けで
血柱を攻撃してくる側の
身体の部分に当てて、攻撃の軌道が変わる事に
期待してみたけど
「マジで目の前を爪が横切ったもんな」
《血液吸収》
っと、このまま突っ立ていると攻撃を食らうから
ひとまずネオさんと合流だな
「リクリク無事?」
「えぇ何とか無事です
でも、
すんでのところで俺はやられてましたよ」
「そう良かった」
「さっきみたら、リクリクの予想通り
攻撃箇所黄緑色に光ってた」
「なるほど、それなら避けなくてもギリ行ける
可能性ありますね」
《あと1分》
「ついにあと1分ですね」
「生き残れば勝ち勝ち」
どうでしょうか?
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