プロローグ
ファンタジー系の作品も書いておりますが、
VRゲーム系の作品も書きたいと思い
書いてみました！
ここ数年でVRのゲームが加速度的に進化していき
今ではVRゲームが主体となっている現代
これはそんなVRゲームを遊ぶ物語である...（多分）
そんな中
俺こと、加賀美陸は自称ゲーマーである。
但し、現実の世界では一人暮らしの
高校1年生、学校では
ただのモブつまり陰キャである
21時
俺は今日新しいVRゲームをプレイする
「さてと、新発売のゲーム
Making Of Fantasyを1~2時間遊ぶか」
「いやぁ、いつもならやるゲームの事を詳しく調べてから遊ぶけど、今回プレイするMOFは
事前にほとんど調べてないから
余計に楽しみだなぁ」
知ってる情報と言えば、
『メイファン』という有名な会社が新たに作った
VRゲーム
と
チュートリアルは無くて自由に楽しむのが目的
だということしか知らない
さてとMOFのディスクを読み込みヘッドギアを
装着してゲームの世界にログインすると
しますか
《Making Of Fantasy通称MOFへようこそ
まず最初に自分の分身となるキャラを
メイキングしましょう》
「色んな種族やジョブを選ぶことができるんだな
キャラメイクに結構時間割くことになりそう」
えぇと、先ずアバター名はいつも通り『リク』にして
種族から決めるか
ヒューマン・エルフ・ドワーフ・獣人・ヴァンパイア
スケルトンetc...
「獣人にも色々な種族があるな
ん〜迷うけど、種族はヴァンパイアにしようかな」
《種族ヴァンパイア
続きましてメインジョブの
ファーストジョブ・セカンドジョブを選択しましょう》
剣士・双剣士・傭兵・ガンナー・タンク・僧侶etc...
「ジョブも沢山あるけど、ファーストジョブを
ガンナーにしてセカンドジョブを錬成師かな」
それにさっきヴァンパイアの詳細設定を見た時に
《ヴァンパイア 自分の血液を武器や防御、色々な用途に使用可能 攻撃力はINTに依存》
「って書いてあったから、銃弾の代わりに血液にすれば銃弾を買う必要が無いしセカンドジョブを
錬成師にすれば、素材さえあれば銃弾を作れると思うし、あれ血液にしても薬莢は必要か？
でも色々な用途に使用可能ってことは、血液を
凝縮させて撃つのも可能だよな？」
《ヴァンパイア 日光ダメージ10分でHP1減ります
フードを被れば日光ダメージを防げます
6〜17時までは日光ダメージ
17時〜6時まではステータス強化》
まぁ悩むのは後にして
そろそろキャラメイクを終わらせて
ゲーム開始といきますか
『スタート』
を押したが、一向に何も変わらない
《まだ、キャラのメイキングは終わっていません
MOFではメインのファーストジョブ・セカンドジョブが決まり次第種族は変わりませんが
サブジョブのファーストジョブ・セカンドジョブを...
一時的に決めることができます》
ん？何か微妙な間があったが、不具合か？
「それよりも、
サブジョブのファーストジョブ・セカンドジョブか
一時的って事は変更できると思うけど
何にしようかな」
《サブジョブで獲得したスキルを熟練度をMAXにするとメインジョブでも
絶対に使用可能です
スキルは同時使用も可能です》
〜10分後〜
「よし、ファーストジョブは暗殺者でセカンドジョブは影術士、珍しいジョブだけどこれにしてみよう」
隠密特化の為に影を扱う影術士で暗殺者をサポート
それに、スキルを覚えればメインでも使えるらしいし
メインのファーストジョブガンナーの大いに役立つ
ジョブ構成だと思うからな
さてとメインとサブのジョブを決める時に考えていた事が1つある
それはメインジョブ・サブジョブそれぞれに
スキルを10個まで覚えることができるらしいので
スキル構成を考えていた
メインジョブ
ファーストジョブ ガンナー
セカンドジョブ 錬成師
種族スキル
血液吸収 血液貯蓄 コウモリ化 血液創造
聖属性ダメージ無効 銀武器ダメージ無効
夜ステータス強化
スキル
行動予測 ドロップ率up 見切り
打撃攻撃強化 遠距離攻撃強化
錬成効果up 回避行動強化
ジョブ限定スキル 消音
ジョブ限定スキル 早撃ち
ジョブ限定スキル 付与魔術
サブジョブ
ファーストジョブ 暗殺者
セカンドジョブ 影術士
種族スキル
血液吸収 血液貯蓄 コウモリ化 血液創造
聖属性ダメージ無効 銀武器ダメージ無効
夜ステータス強化
スキル
短剣攻撃強化 魔力攻撃強化 透明
操糸術 繰糸術攻撃強化
状態異常付与 気配遮断 投擲術
ジョブ限定スキル 影魔術
ジョブ限定スキル クリティカルデス
ステータス共通
HP10 MP20
STR 10 DEX 4 VIT 4
AGI 5 INT 15 MND 2 LUK 10
※スキルの攻撃強化は数値には表示させません
「あぁ、やっとスキル構成終わった~
ステータスはレベル1の数値では良い感じに
振り分けたけど...」
《MOFではレベル上昇時に
ステータスポイント10 スキルポイント10を獲得
スキルは使う事でスキルが強化》
まぁ、レベルが上がればステータスポイントを
割り振ればいいし、命中率と防御系が少し低いけど
何とかなるだろう
命中率は『見切り』で避けてその時に攻撃すれば
関係ないし
「おし、今度こそゲームにログインするか」
『スタート』
《あなたの旅の過程を我々は楽しみにしています》
【始まりの街 ファーミット】
目を開けると、そこには噴水が見え
西洋風の街並みが広がっている。
噴水に近づいた瞬間、ステータスウィンドウに
《リスポーンポイントを追加しますか？》
が表示された
「もちろん追加しないとな」
まずウィンドウからマップを確認して
えぇと現在地が【噴水広場】で
【ファーミット】の入口出口は1箇所だけで
東に進むと、
フィールド【ファーミット草原】に出れる感じか
ん、何か声に違和感を感じるな
ウィンドウを開いて
ステータスウィンドウ
プレイヤーネーム リク性別 男
種族 ヴァンパイア
「性別は男だし、体付きも男なんだよなぁ」
一先ず、噴水で顔を見てみるか
それにしても背丈が少し低いような
「あれ？これ俺の顔だよな？」
噴水の水面に反射している顔を見てみると
中性的な顔立ちが見える
それに加え、少し若くなってないか？
ステータスウィンドウ
プレイヤーネーム リク 性別 男
種族 ヴァンパイア 年齢12歳
俺はこの前16歳になったはずなんだけど、
これは何かのバグなのか？
「一応運営に報告しといたほうがいい案件だな」
えぇと、運営にこの状況を報告して
プレイヤーネームとヘッドギアのIDを送信っと
「チュートリアルは本当に無さそうだし、
とりあえずフィールドに出るか」
この時の俺は気づいていなかった
貰ったMOFのディスクに問題があったことを
現実世界
加賀美家
「無い、無い無い無い、あのディスクが無い！」
そうこのゲームを作ったのは、
『メイファン』の開発部長 加賀美 尊
つまり、
加賀美 陸の父親である。
優しいコメント待っています
